潮風の香る教室


また、海の近くの学校です。函館山も五稜郭タワーも見えます。
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『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)に投稿しました

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪ 『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)☆第4057号☆                   2017年8月 5日:土曜日発行   編集・発行 梶原末廣      sukaji@po.synapse.ne.jp    http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html     http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/kyoushi/index.html≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫===================★☆INDEX★☆=================================================■「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(15) 藤原友和(北海道)==================================================◆◇===========================【連載】■「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(15)         藤原友和(北海道)               1 研究仲間の小林雅哉さんとFG 小林雅哉さんとFGの探究を続けて、もう3年になります。「グラフィッカー・ フェスティバル」の立ち上げから関わってもらい、日常のFGについて意見を交 わしたり、提案し合ったりと、僕にとってはかけがえのない仲間の一人です。 今回はそんな小林さんに日常の実践の一端を紹介していただきました。 彼のFGは重厚な情報密度でありながら「絵と文字のバランス」がとれていて、 パッと見ただけでわかりやすく、読み解くほどに多種多様な気付きが生まれま す。どうぞご覧下さい。2 FGの実際(以下、小林さんによる報告です)(1)ノートFG 私は、研修等で聞いた話を一冊のノートにまとめています。 その際、講師が話した言葉のみを写していくことはあまりしません。では、何  をするのか? 「絵や図」を多く使って、聞いた話を描き表すことを意識しています。下に具体 例を示します。  http://wingsesta.exblog.jp/28027393/ これをすることにより、2つの効果があります。 1つは、「話の中心を捉えよう」とする意識がはたらくということです。 絵は、描くのに時間がかかります。瞬時にいくつも描けるものではありません。 そのため、ポイントを絞って描くことになります。必然的に、話の中心を捉える ことができるようになります。 もう1つは、あとから見返すときに「何がどこにあるかが分かりやすい」という ことです。絵で話題の中心を描いていくので、それが見出しの役割を果たします。「あれ、どこに描いたっけ?」という場合に、検索がしやすくなります。(2)授業検討でのFG 学校で指導案検討の場面でFGを用いることが多いです。下の写真のような感じです。  http://wingsesta.exblog.jp/28027393/ その際も「絵や図」を用いることが多いのですが、ノートFGと違い、気を付けてい ることがあります。それは、「私の解釈を押し付ける可能性がある」ということを常 に意識することです。 例えば、写真の中で私は「土台」の絵を描いています。これは、「上にある概念を土 台にあるものが支えている」ということを絵で表しています。その場で話している人 たちのイメージと、私が描いたものが必ずしも合致していないことがあります。 そのため、絵を描きながら、「こういうイメージですか?」と聞くようにしています。 違ったときは「◯◯ではない」などと描き加えます。 個人のためのノートでも、みんなの話合いのための模造紙でも、絵に表すことで思考 や話合いが促進されることが期待されます。 私は、段階を表すための「階段」や、阻害要因を表す「壁」、理想的な調和を表す「カクテル」など、物事の関係性を表すのに使えそうな絵をストックするようにして います。 自分にとって使いやすい絵をいくつか持っておくと、ファシグラの世界がまたひとつ 変わってくると思います。3 記録性を高める執念(ここから再び藤原です) いかがでしたでしょうか。 小林さんは、広い識見を持ちながら「一つのことにこだわって研究を深める」ことに 徹底してこだわっています。彼のイラスト帳はいずれ使うかも知れないモチーフで埋 め尽くされていますが、まだまだページが増えています。機会があればそれを見せて もらうだけでも彼の突出した収集癖とそこから帰納したFG理論に触れることができる でしょう。===================潮風の香る教室http://wingsesta.exblog.jp/28027393/======================================================================================================編集日記===   皆様に支えられて「日刊・中高MM」第4057号です。 藤原友和さんの「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」、 お届けします。  鹿児島本土に台風が近づいていますが、北海道の藤原さんから久々に作品が 届きました。率直に嬉しいです。研究仲間の小林氏の紹介ですが、それ以上 に藤原さんが次のステージに移るためのバネを感じました。やはり一つのこ とを極めることの良さと頼もしさを感じます。感謝。 8月も第1週を終えようとしています。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 うだるような暑い日々が続く中で台風がやってきています。これも夏の風物の 一つかもしれませんが、被害や犠牲が最小にとどまりますように祈ります。  9月の連載の一つに【復刊再開】、土橋英光さんの「新 教育をみつめて」が 連載再開です。大阪府に居を移し新たな生活が始まっています。楽しみですね。===============================================================================       皆様のご意見・ご感想お待ちしています。       sukaji@po.synapse.ne.jp       梶原末廣【インターネット編集長】======◆◇=====================================================================中・高校教師用ニュースマガジン 2000年3月26日創刊         編集・発行 梶原末廣 sukaji@po.synapse.ne.jp ◎バックナンバーhttp://archive.mag2.com/0000027395/index.html ☆日刊「中高MM」の登録と解除http://www.mag2.com/m/0000027395.htmlhttp://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/kyoushi/index.html●日刊【中高MM】●マガジンID:0000027395■発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』         http://www.mag2.com/ Copyright(C),2000-2017 ChuukouMM INC 全文、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。========================================◆◇=====================================☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆2017年☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆                          【8月は例年通り休刊:但し臨時特別号は発行します】【9月】01【復刊】「新 教育をみつめて」(51)土橋英光(大阪府)02 「映画の中の先生たち」(29)木原ひろしげ(福岡県) 03 「なにかが見える、描こうということ」(6)岡崎あかね(大阪府)04 「学校英語と実用英語」(15)浜田 雅暢(鹿児島)05 「沖縄ものしりクイズ100問」(11)蔵満逸司(沖縄県)  06 「僕らはみんな生きている」(136)杉山武子(鹿児島)07【休刊】08 「ここから見える未来教育」(9)梶原末廣(鹿児島)09 「想いは南風に乗せて-あなたの心に」(66)堂園晴彦(鹿児島県)10【新連載】予定 11 「環境問題について」(196)枝廣淳子(千葉県)12 「教師前途」(5)梶原末廣(鹿児島)13 「鈴木敏恵の未来教育インフォメーション」(10)鈴木敏恵14【休刊】15 「教師教育今昔」(2)梶原末廣(鹿児島)   「朗読Cafeネットワーク」(2)梶原末廣(鹿児島) 16 「百菜園便り」(77)木原ひろしげ(福岡県)17 「南薩摩の風」~南薩の田舎暮らし~(15)窪 壮一朗(鹿児島) 18 「ヒサシは歩くよ何処までも」(28)大岩根 尚(鹿児島) 19 「総合学習回顧録ー小学生ママと総合学習」(99)名生修子(兵庫県)20 「プロジェクト志向でいこう!」(105)若槻徹(島根県)21【休刊】22 「立ち止まってメモしたことを」(18)北原妙子(熊本県) 23 「子どもの頑張りを認めてくれる先生」(28)城ヶ崎滋雄(千葉県) 24 「島に、生きる。」(82)山下賢太(鹿児島)25 「教育への道~グローカルアカデミー~」(16)岡本尚也(鹿児島県)26 「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(16) 藤原友和(北海道)27 「僕らはみんな生きている」(137)杉山武子(鹿児島)  28【休刊】29 「学びが深まるアクティブラーニング(AL)の授業設計」(22)水野正朗(愛知県)30 「子どもたちのわくわくアート」(131) 西尾環(熊本県) ------------------------------------------------------------------------------------     「特別支援教育の在り方」(18)吉田博子(東京都)   「教師のための働き方マネジメント」(2)長瀬拓也(京都府)   「スイスで先生~生物学教師になるまで」(40)ブランド那由多(スイス)     「森知子の旅と本」(3)森知子(スペイン)    「生徒へ送る心のメッセージ~教師のための新しい視点~」(66)                 桑原規歌(愛知県)    「葦の髄から」(18)梶原末廣(鹿児島)   「東北の春」(4)梶原末廣(鹿児島)    【休刊中】「雑感・相手の立場 」(47) 西澤俊英(滋賀県)       「リフレクションの探求と実践」(13)中島 久樹(東京都)==================================================================【読者アンケート】本日の作品はいかがでしたか?  http://clap.mag2.com/driacrisur===========================================================================★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆2017年☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです◎中・高校教師用ニュースマガジン  のバックナンバーはこちら⇒ http://archives.mag2.com/0000027395/index.html?l=poj07add0e◎中・高校教師用ニュースマガジン  の配信停止はこちら⇒ http://www.mag2.com/m/0000027395.html?l=poj07add0e

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# by t-fuji5289 | 2017-08-06 19:34 | ファシグラ実践 | Trackback | Comments(0)

小林雅哉さんが授業に活用するFG

研究仲間である、小林雅哉さんのFG。まず、研修会に参加したときのもの。ノートにFGしながら受講しているそうです。
f0137124_13400044.jpg
次に、指導案検討会でのもの。ねらいと活動をリンクさせながら、授業者のやりたいことを視覚化しているのがわかります。
f0137124_13392446.jpg

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# by t-fuji5289 | 2017-08-05 13:41 | ファシグラ実践 | Trackback | Comments(0)

初めてのファシリテーション・グラフィック講座in札幌

初めてのファシリテーション・グラフィック講座in札幌

日 時:平成29年9月19日(月祝)9:30~11:45
会 場:エルプラザ大研修室C(札幌市北区北8条西3丁目)
参加費:2000円

http://kokucheese.com/s/event/index/480349/

『ファシリテーショングラフィック』という技法を、ご存知ですか。通称、ファシグラ、FGです。

ファシグラとは・・・
議論を出てきた話題ごとに整理し、話し合いを『見える化』すること。

話し合いが『見える』と・・・
全員の認識や理解を助けるので、議論が『活性化』します。

ただの議事録やメモとは違う、楽しく見やすい『話し合いの記録』の作り方です。

今回は『教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーション・グラフィック」入門』の著者で、地元をはじめ全国で活躍されている函館市教員の藤原友和さんを講師として迎えます。

・ファシリテーション・グラフィックを描けるようになりたい
・アクティブラーニング型授業の実践について知りたい
・授業づくりをする際の検討方法について学びたい
・子ども達とわかりやすく進められる話し合いの場を持ちたい

という方にオススメの講座です。

参加資格は、教員をはじめ、塾、幼稚園、保育園など教室経営をされている教育関係に従事されている方、学生さん、PTAなど「コミュニケーション」を持つすべての方です。

----------------
◆ファシグラの効果、具体的な使用例
⇒ファシグラを使うことで、話し合いにどのような効果でを与えるのか
どんな場面で使われると有効なのかをお聞きします。

◆やってみよう!ファシリテーショングラフィック
⇒実際に、画用紙に描いてみましょう!

◆わかりやすい色使い、ワンポイントテクニック
⇒描いたファシグラは、どこを直すとより見やすくなるのでしょう、コツをお聞きします。

◆完成をシェアして、学び合おう!
⇒他の方の描いた作品をみて、自分にない発想や着眼点に気づき、より深く学びふりかえりましょう。
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# by t-fuji5289 | 2017-08-05 11:20 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

教師教育MMに寄稿しました

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

メールマガジン「教師教育を考える会」9号
         2017年7月28日発行
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
見て学ぶ・聞いて学ぶ・描いて学ぶ・読み解いて学ぶ
~授業づくりの「発想」と、授業の「構造」を描き、振り返ること~

藤原友和(函館市立万年橋小学校教諭)
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 第9号は、藤原友和さん。学校教育におけるファシリテーション・グラ
フィック活用の第一人者です。小学校と中学校の両方の勤務経験もお持ち
です。                        (石川 晋)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 「熟達者と初心者の違い」という視点から

 知識は大量に記憶しているだけでは有効に活用することはできません。
互いに結びつけることによって生きて働かせることができる、という議論
があります。

----------- 引用開始 -----------

 ある領域の熟達者(略)と初心者の最大の違いは何でしょうか? この
問題を調べた数多くの研究からわかったことは、その違いが、熟達者の汎
用的な思考や記憶の能力・スキルではなく、専門領域の問題をうまく解く
ことができる「『概念や原理』に基づいて構造化された豊富な知識」つま
り「質の高い知識」にあるということでした。

   国立教育政策研究所編『資質・能力[理論編]』(東洋館出版社)

----------- 引用終了 -----------

 知識の量そのものが問題なのではなく、「概念や原理に基づ」く、「構
造化された」「豊富な」知識を熟達者は身につけているということですか
ら、いくら大量に教育書を読んでいても、頻繁に教育系のセミナーに参加
していても、それだけでは授業がよくなるということは──やらないより
はマシかもしれませんが──期待できない、ということになります。

2 これまでの「授業をよくする試み」は言葉でなされていた

 だから、教育書を読んだり、セミナーに参加したりすることに加えて、
実践記録をとって仲間と読み合ったり、模擬授業をして批判し合ったり、
時には先輩教師からコメントをもらったりしながら、知識の「量」だけで
はなく「質」も高めようという努力をする文化がありました。

 これらの「授業をよくしようとする努力」は、その多くが「言葉」でな
されています。もちろん、音声や映像で授業を振り返り力量形成につなげ
るといったことも試みられていますが、それらは個人的な努力として行わ
れる場合が多いのではないでしょうか。唯一、「ストップモーション式授
業検討」が、複数のメンバーで動画を撮影し、再生しながら授業を検討す
るという、協働的な手法として提案されています。そのような例外を除い
て、多くは音声言語にせよ、文字言語にせよ、「言葉」を介して行われて
います。

3 「見える化」「図示化」を伴う手法を取り入れる

 先輩教師から後輩教師へ「言葉による伝達」を行うことは、今後もスタ
ンダードであることに変わりは無いと思います。やはり言葉は最大のコミ
ュニケーション・ツールです。

 しかし、言葉だけでは伝わりにくいものや、言葉だけで伝えようとする
と複雑すぎたり難しくなったりしてしまうものもあります。

 そうしたときに、絵や図、言葉によるやりとりを構造化して描き出した
ものを媒介にして、先輩教師と後輩教師が授業について語り合うという方
法が有効な場面もあるのではないでしょうか。伝達だけで終わるのではな
く、「伝達し、構造化のモデルを示す」ところまでを視野に入れようとい
う発想です。

 いわゆる「ファシリテーション・グラフィック」を取り入れた方法です。
2016年11月22日、放課後の教室で模擬授業検討会を行いました。その
ときの記録をblogに残してありますので、ご覧下さい。

 http://wingsesta.exblog.jp/27015151/

 本文には次のように書いています。

----------- 引用開始 -----------

 時間は17:30~19:00という90分間だった。

【事前準備】
 ・参加者には、教科書を持ってきてもらう。
 ・管理職に校舎使用の許可を得る。
 ・イーゼルと、WritingPadを設置する。


【進め方】
 1 ミニ講座「物語の構造分析」(藤原/15分)
 2 ミニ演習「持ち寄り教材の教材分析~境界線を探す~」
       (藤原/15分)
 3 模擬授業「雪渡り」(グラフィッカー:八重樫/20分)
 4 模擬授業「おにたのぼうし」(グラフィッカー:鈴木/20分)
 5 ミニ講座「FGレコーディングの技術」(藤原/10分)
 6 模擬授業「健康と清潔な体」(グラフィッカー:小辻/10分)


 僕が経験年数17年。他の3人は全員2年目。
「これから若手が学校で扱う教材を使った」
「藤原の模擬授業を」
「若手がグラフィックし」
「終わったあとに全員で」
「FGみながらふりかえりを行う」

 この流れの中に、参加者それぞれの有益さがあり、更にBRUSHUPし
て学習可能性を高める持ち方ができるのではないかと感じている。

----------- 引用終了 -----------

 具体的に、なぜこの手法が、「絵や図、言葉によるやりとりを構造化し
て描き出したものを媒介にして、先輩教師と後輩教師が授業について語り
合うという方法が有効な場面」たり得るのか、拙い分析を別の日のblog
本文には書いていますので、ご覧いただけましたら幸いです。

http://wingsesta.exblog.jp/27034218/

4 取り入れている人は増えてきている?

 初任者指導講師として、研修会に参加する若手にFGを描かせたり、授
業をFGで記録して若手にフィードバックをしたりといったことをされて
いる先生が知り合いに何人かいます。

 おそらく、若手の描きぶりによって「理解の度合いをたしかめながら」
指導することや、視覚的な理解の方を得意とする世代への効果などを考え
てそうすることを選ばれているのではないかと思います。

 「自分のための記録」と「他者へのフォードバック」を同時進行で行う
ことも可能な、「ファシリテーション・グラフィックによる授業づくりの
学び方」。そこに可能性を感じて、いろいろと試みています。いつかまと
まった形になりましたら、またご報告いたします。
==================================================================
 ファシリテーション・グラフィックは、議論を描きながら場のファシリ
テーションを図っていく形態、あるいは議論の記録(レコーディング)に
重きを置く形態、など様々なパターンがあります。いずれにしても、これ
まで言語情報だけが飛び交うことが多かった研修の場に動的なグラフィッ
クが導入されることには画期的な価値がありました。それを、学校教育現
場でいち早く、授業や教員研修に活用してきた第一人者が藤原さんです。
 教師教育ということに焦点化すれば、おおむね言語情報に強みを発揮す
るタイプの教員だけが、活躍する場面が、これまでは多かったことは否め
ません。しかし、公の研修会、民間の研修会、そして校内の研修会など、
あらゆる学校教育に関わる研修の中に、ファシリテーショングラフィック
の手法が導入されることで、これまでは特性を生かし切れていなかった教
員にしばしばスポットが当たるようになってきています。藤原さんの提案
の意義は極めて大きかったと考えられます。
 藤原さんの主著は『教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーショ
ン・グラフィック」入門』(明治図書,2011)。藤原さん自体は、この本
の問題提起の場所から、さらにずうっと先へと足取りを進めているとはい
え、ぜひ一読をお勧めする一冊です。

 次号は、8月2日火曜日。阿部隆幸さん(上越教育大学教職大学院准教
授/NPO法人 授業づくりネットワーク副理事長)の登場です。社会科授
業、そして『学び合い』の有力な実践提案者として注目を浴びる実践的研
究者です。
================================================================
メールマガジン「教師教育を考える会」
9号(読者数2377)2017年7月28日発行
編集長:石川晋(zvn06113@nifty.com)
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
(まぐまぐ:教師教育を考える会)
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# by t-fuji5289 | 2017-07-29 18:56 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

教師教育MMが再開しました

石川晋さん(授業づくりネットワーク理事長)が、1年間の期間限定で再発信することになった教師教育MMが動き出しました。錚々たるメンバーの中に入れていただき、割と早い時期での回(7月28日)に登場します。

登録は無料ですので、よかったらご購読ください。
文末にアドレスを記載しています。

---------------------------------------
6月16日金  石川晋(NPO法人 授業づくりネットワーク理事長/元・北海道公立中学校)
6月20日火  石川晋
6月27日火  杉本直樹さん(大阪市立上町中学校教諭)
7月4日火   町支大祐さん(東京大学マナビラボ 特任研究員)
7月11日火  宮田純也さん(「未来の先生展」実行委員長)
7月18日火  梶原末廣さん(インターネット編集長/「中・高教師用ニュースマガジン」編集・発行人)
7月25日火  木下通子さん(埼玉県立春日部女子高校司書/ビブリオバトル普及委員)
7月28日金  藤原友和さん(函館市立万年橋小学校教諭)
8月2日火   阿部隆幸さん(上越教育大学教職大学院准教授/NPO法人 授業づくりネットワーク副理事長)
8月4日金   鍋田修身さん(島根県立隠岐島前高等学校常勤講師)
8月6日日   岡崎勝さん(名古屋市立小学校非常勤講師/学校マガジン『おそい・はやい・ひくい・たかい』
              (ジャパンマシニスト)編集人)
8月11日金  武田信子さん(武蔵大学人文学部教授)
8月15日火  杉山史哲さん(ミテモ株式会社/学校働き方研究所)
8月18日金  ちょんせいこさん(株式会社ひとまち代表) 
8月22日火  上條晴夫さん(東北福祉大学教授)
8月25日金  赤木和重さん(神戸大学大学院)
8月29日火  大和信治さん(EDUPEDIA編集部/NPO法人 Teach For Japan外部講師)
9月1日金   荒木寿友さん(立命館大学教職大学院)
9月5日火   館野峻さん(品川区立義務教育学校教諭/Teacher’s Lab.理事)
9月8日金   住田昌治さん(横浜市立永田台小学校校長/ユネスコアジア文化センター事業推進委員)
9月12日火  田中雅子さん(東京都立中野特別支援学校主任教諭/特別支援教育コーディネーター/
               認定ワークショップデザイナー)
9月15日金  木村彰宏さん(株式会社LITALICOジュニア事業部ヒューマンリソースグループ/
               NPO法人 Teach For Japan採用・研修担当)
9月19日火  渡辺光輝さん(お茶の水女子大学附属中学校教諭)
9月22日金  矢野博之さん(大妻女子大学教授/REFLECT理事)
9月26日火  横山験也さん(株式会社さくら社代表取締役社長)
9月29日金  高田保則さん(北海道公立小学校通級指導教室教諭/オホーツクADHD&LD懇話会副代表/
               オホーツク子どもの発達サポート教育研究会副会長)
10月3日火  加茂勇さん(教科研「発達障害と教育」部会世話人/新潟県公立小学校教諭)
10月6日金  千葉孝司さん(音更町立音更中学校教諭/ピンクシャツデーとかち発起人代表)
10月10日火 長尾彰さん(NPO法人 EFC代表理事)
10月13日金 柴崎明さん(横浜市内私立中高一貫校教諭/教員と教員志望のためのサークルTサークル代表)
10月17日火 大野睦仁さん(札幌市公立小学校教員/教師力BRUSH-UPセミナー事務局)
10月20日金 松下音次郎さん(森のようちえん ぴっぱら)
10月24日火 蔵満逸司さん(琉球大学教職大学院・作家)
10月31日火 田中光夫さん(フリーランスティーチャー)
11月14日火 糸井登さん(立命館小学校教諭/明日の教室代表)
11月21日火 寺西隆行さん(ICT CONNECT 21 事務局次長)
11月28日火 北見俊則さん(一般社団法人 志教育プロジェクト専務理事/前・横浜市立上永谷中学校校長)
12月5日火   斎藤早苗さん(元・愛知県小牧市立小牧中学校PTA会長)
12月12日火 前田康裕さん(熊本大学教職大学院准教授)
12月19日火 妹尾昌俊さん(学校マネジメントコンサルタント/学校業務改善アドバイザー(文科省委嘱))
12月26日火 青山新吾さん(ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科准教授)
1月9日火   武田緑さん(一般社団法人 コアプラス代表理事)
1月16日火  多賀一郎さん(追手門学院小学校/教師塾・親塾主催)
1月23日火  梶川高彦さん(愛知県東浦町立生路小学校教諭/教師の学びサークルほっとタイム代表主宰)
1月30日火  江口彰さん(NPO法人 いきたす代表理事)
2月6日火   関田聖和さん(神戸市立松尾小学校教頭)
2月13日火  松田剛史さん(北海道大学大学院/ソーシャルベンチャーあんじょう家本舗代表)
2月20日火  池田修さん(京都橘大学発達教育学部児童教育学科教授/明日の教室代表)
2月27日火  鈴木美枝子さん(いわき短期大学幼児教育科)
3月6日火   俣野秀典さん(高知大学地域協働学部/大学教育創造センター講師)
3月11日日  佐々木潤さん(宮城県公立小学校教諭/東北青年塾スタッフ/あすの社会科を考える会主宰)
3月13日火  山本純人さん(埼玉県公立中学校教諭/俳句結社「梓」同人)
3月20日火  岩瀬直樹さん(東京学芸大学教職大学院准教授)
3月23日金  佐藤年明さん(三重大学教育学部教授・教職大学院兼担)
3月30日金  塩崎義明さん(浦安市立高洲小学校教諭)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

登録は、以下のサイトから、です。

登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
(まぐまぐ:教師教育を考える会)
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# by t-fuji5289 | 2017-06-18 09:28 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

運動会は火曜日開催でした

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順延に次ぐ順延。
土曜日に予定していた運動会を火曜日に開催。
平日だったため、見に来られなかったという保護者の方もいた。
子どもの成長をみてもらう機会として貴重な場だけに、とても残念だが、仕方ない。
学校によっては、始めから土曜日がダメなら、次の週の土曜日としているところもある。
そして、まさに今日がその「延期した後の土曜日」なのだが、函館は雨。
自然が相手なのだ。仕方ない。100%の答えなんて無い。
だけど、どこかで「判断」をして、実行しているわけで。
判断を下す方も、それを受け入れる方も、大変なことだ。
子どもたちも、そんな大変さを経験しながら、それでもよく頑張っていたと思う。
板書したように、「全力で駆け抜けた」一日だった。
皆さん、お疲れ様でした!!

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# by t-fuji5289 | 2017-06-03 22:51 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

転勤しました。道徳のお仕事があります

6年間お世話になったまちのなかの大きな学校を離れ、踏切と電車の音が聞こえるまちのなかの小さな学校に転勤しました。

ここでの仕事は、5年生の学級担任と研修部を中心に、道徳教育推進教師、道徳教育推進リーダーというものなどなどです。

道徳教育推進リーダーとは、
「道徳教育推進リーダーは、道徳教育の充実のため、配置校である小学校はもとより、近隣校等において、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実に向けた取組や、道徳教育に関する教員の指導力向上のための取組を行うことを目的とし、全道に2名の教諭が配置」(釧路教育局義務教育指導班だより 第24号/平成28年10月5日)されているそうです。僕はこの加配の枠として異動することになったようです。

その、仕事内容は、

【自校の取組の充実を図る取組】
・道徳教育の全体計画や年間指導計画の工夫改善
・全教育活動における道徳教育の推進・充実
・道徳用教材の整備・充実・活用

【近隣校の道徳教育の充実に向けた取組】
・道徳教育の情報提供や情報交換
・道徳教育の研修の充実
・道徳教育の取組の普及啓発

ということで、学校内外に渡る仕事があるようです。
道徳の全道大会が開催される地に配置されると言うことで、平成29年度の函館大会のための役割なのですね。部会にお邪魔したりして、ファシグラっていればよいのでしょうか(←いつもとかわんねーだろ、という声も聞こえますが…(^^;) )。

さて、前任校を去るときに、あとを託した研修主任に「指導案形式そろえてさ、教材を共有しよう」と話し合ってきたのですが、それを実現したら、この仕事の職責を一部、果たせそうです。

平成29年度は道徳の研修をするところが多いようなので、情報交流する仕組みができればWin-Winの関係をつくっていけそうな気がしています。研修担当者連絡協議会の第2ステージになるかもしれません。

貢献できるように、健康第一でゆるゆるやっていこうと思います。
一緒にやってくれる全ての人たちとの、楽しい日々が始まることを想像しながら…



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# by t-fuji5289 | 2017-04-09 13:50 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

【ご案内】絵本×道徳003in函館、開催決定!!

絵本×道徳003in函館

日 時:平成29年7月8日(土)~9日(土)
会 場:シエスタ函館「Gスクエア」・函館蔦屋書店
テーマ:絵本の力を道徳に
講 師:大野睦仁・山田貴子・岸本和子
グラフィッカー:多数
参加費:3000円

申し込み:こちらのページから、必要事項を記入して下さい。


【1日目】会場:Gスクエア

 11:45 開場・受付
 12:00 開会セレモニー
 12:10 インストラクション「今、道徳をどう説く?」(藤原友和)
 12:40 休憩
 12:50 絵本のある道徳授業(20分×3)
     模擬授業1(工藤麻乃/青森・小学校)
     模擬授業2(戸来友美/石狩・小学校)
     模擬授業3(鹿野哲子/空知・小学校)
 14:00 絵本のある道徳を語る(大野睦仁×山田貴子)
 14:20 休憩
 14:30 講座「絵本で道徳の授業づくりBasic」(大野睦仁)
 15:30 休憩
 15:40 講座「心があたたかくなる絵本セラピー体験」(山田貴子)
 16:40 休憩
 16:50 鼎談「絵本が育む心とココロ」(大野・山田・岸本)
 17:50 本日最後の読み聞かせ(岸本和子)

 18:30 懇親会

【2日目】会場:函館蔦屋書店1F「読書の谷」

  9:50 「読書の谷」集合
 10:00 趣意説明・選本開始
 11:00 「読書の谷」集合・ビブリオバトル開始
 12:00 終了・解散


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# by t-fuji5289 | 2017-04-09 13:18 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

第89回教師力BRUSH-UPセミナーin函館振り返り

 2017/04/08、サンリフレ函館を会場に開催した、第89回教師力BRUSH-UPセミナーin函館が終わりました。


 今回のセミナーは「道徳の模擬授業12連発~今、道徳をどう説く?~」をテーマに掲げ、北海道各地及び青森からも模擬授業者を招いて行われたチャレンジングな企画でした。


1.セミナーのつくり


 12本の模擬授業は3つのパートに分かれています。
それぞれ、
「やる気スイッチONになる道徳」
「葛藤のある道徳」
「考え、議論する道徳」
とタイトルをつけています。
そして1時間20分の
「リフレクション」を最後に設けています。


 これは、意欲喚起→課題場面との遭遇→現場でのリアルな答えを見つけていこう(+振り返り)、とする社会構成主義的な展開を意図したものです。一日を通して、思考の流れがALのモデルになるようにデザインしました。


 道徳の授業は、授業者のこだわりや価値観で教材が選定され、活動が構想され、指導言が考えられていきます。その授業づくりへの姿勢そのものが、私たち教員にとっての「教材」となります。


2 どんな授業だったか


 空知から登壇して下さった、友利真一さん・高橋勝幸さんの模擬授業は、義務教育最終段階で、中学生が何をどこまで考えるのか、感じることのできる空間になりました。職員研修で追試したいと思いました。いえ、たぶんします。


 札幌からのBRUSH中核メンバーの高橋裕章さん、大野睦仁さん、山口淳一さんの授業は、さすがに安定感がありました。裕章さんの「問題の投げ出し方」は若いうちはできません。一般的な「ハードル」と「まさにその現場での躊躇」「背中を押した存在」という、大きな問いから初めて、自分へと焦点化していく流れが見事でした。大野さんの練られた活動構成は、カリキュラムを「隠す」仕組みが緻密です。悪い人ですね(笑)。材も「Yahoo!知恵袋」という興味を引き出す仕組みを使っていました。山口さんは絵本の持ち方が逆でした。あ、いえ。訂正。山口さんの授業は、絵本の魅力を最大限引き出す授業でした。そして「大人って、親って」とほんのり考えさせるあったかい授業でした。


 青森から参加の工藤麻乃さんの授業は、絵本の使い方をブラッシュアップして、ストレートにメッセージが伝わるようにフレームが工夫されていました。駒井さんの動画を使った授業は「公」を考える切り口で、「私と公の葛藤」を取り上げていました。蓮ちゃんを教材化するのは反則です(笑)


 渡島の滝田さんの授業は、低学年に向けて「絵本のキャラクターを追体験する」というフレームで構成されていました。道徳の授業で、一般化がスムーズに機能した稀な授業だったと思います。


 檜山の田名部君の授業は、「看図アプローチ」を道徳に使おうという試みでした。看図による「創造性」と、道徳の価値項目へと向かう「収斂性」をどのように考えていくのかという点において課題の残る授業でしたが、道徳の授業では、資料に没入すればするほど、子どもの思考が多様になり、ねらいから外れていくという、教科固有の難しさがあります。それを考えられたという点で、「考え、議論する」切り口として提案性と可能性を感じました。


 函館組の鈴木綾・田中のぞみは年齢に似合わず、落ち着いた授業展開でした。「努力」という価値に向かって、まずフレームを明確にした鈴木さんの授業は、スムーズに流れていきました。資料提示の仕方も工夫されていて、興味を持って聴き続けることのできる話でした。田中さんの授業は、「ヘルプカード」を教材化していました。特によかった点は「ヘルプカードを使った当事者のコメント」を5通り用意していた点です。理解がないと戸惑いやおそれを生みます。理解が進むと垣根は低くなります。「あと一歩」を踏み出せないでいる人の背中を押すのは、こうした当事者の声なのではないかなと思いました。


3 リフレクションについて


交流タイムとリフレクションタイムは、藤原と三浦がそれぞれ担当しました。「部屋の四隅」というアクティビティを、ファシグラ+フリーディスカッションで環境調整した交流タイム。参加者自身がファシグラするリフレクションタイムと、「学びをアジャストする」仕掛けで一日を締めくくりました。


4 次は帯広です


5大都市連続セミナーの第2回も充実の時間でした。
次は帯広にバトンタッチします。
現場からは以上です!!


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# by t-fuji5289 | 2017-04-09 13:05 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

平成28年度の研究紀要がまとまる

平成27年度・平成28年度と、研修主任を拝命しました。
3年計画の2年次と3年次を進めていく声かけ役として、4名の研修部員や勤務校の先生方とともに取り組んだ校内研修が1つの区切りを迎えました。
とても感慨深いです。

校内の仲間はもちろん、校外にも一緒に進む仲間がいました。
八雲の中原茜さんや、七飯の吉田雄太さんから声をかけてもらって始めた「研修主任連絡協議会」は、じわりじわりと仲間の輪が広がり、函館の他にも、七飯町、洞爺湖町、千歳市、帯広市、旭川市で、それぞれ違った仲間が集い、学び合うという得がたい経験をすることができました。校内の仲間と校外の仲間。それぞれの学びがつながったことでとても充実した時間になりました。

今年度の研究紀要は160ページほど。
昨年度よりは若干薄くなりましたが、それでもなかなかのボリュームです。
過去10年間分の研究紀要も読み返し、「なぜ、いまここ」なのかを明らかにした上で、今年の研究をまとめています。印刷は研修部で。丁合いと製本は全職員で行い、裁断のみ、業者に出しています。98%手作りです。届いたときはじ~んときました。
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研究を進めていくときにお世話になった梶浦真さん(教育報道出版社)にお送りしたところ、梶浦さんのblogで、とてもありがたいフィードバックをいただきました。この2年間を見ていただきましたので、悩んだところやちからを入れたところなど、いただいたお言葉の一つ一つがとても有り難かったです。

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# by t-fuji5289 | 2017-02-15 19:35 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

HP「潮風の香る教室」

日々のいろんなことを綴っています。
最近は「ファシリテーション・グラフィック」に力を入れて取り組んでいます。


平成23年7月7日、僕の講座を記録した
「明日の教室DVD第16弾 ファシリテーショングラフィック入門」
が発売になりました!!
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定価は3,000円です。上記リンクから購入申し込みができます。
また、下記のアドレスからメールをいただければ、私から直接購入することもできます。
(送料無料)


平成23年11月29日、明治図書から
『教師が変わる! 授業が変わる! 「ファシリテーション・グラフィック」入門』が刊行されました!!
明治図書のHPはこちら
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定価1,848円(税込み)。DVDと合わせてご覧いただければ、と思います。
僕の初めての単著です。どうぞ宜しくお願いします。
平成23年11月29日刊行!!
明治図書のHPにインタビュー記事が載りました。こちら
平成23年1月重版決定!!


平成24年3月23日、NHKのニュースネットワーク北海道にて
「ファシリテーショングラフィック」が取り上げられました。
7分ほどのニュースで、僕の関わったまちづくりイベント、自宅でのファシグラ、授業場面でのファシグラをたっぷりと伝えていただきました。
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本BLOGには、これまでのファシグラの実践をまとめています。
カテゴリの「ファシグラ理論」「ファシグラ実践」をご覧下さい。

・ファシグラ理論
・ファシグラ実践

ホームページはこちら。「潮風の香る教室」

「教師力BRUSH-UPセミナー」のblogはこちらNEW!

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# by t-fuji5289 | 2016-12-31 18:13 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(4)

第89回教師力BRUSH-UPセミナーin函館

【ちょっと早いですが告知開始します】


旭川から始まる北海道五大都市連続セミナーの第2弾は函館開催です!! 特別の教科道徳の模擬授業12連発は、多士済々な顔ぶれの豪華な一日。始業式・入学式の明けた最初の土曜日です。12本の模擬授業を受けるだけでも1学期の道徳に困らない? 交流タイムにはファシリテーション・グラフィックを活用した自由なおしゃべりも設定されていて、「その場で」「聞きたいことを」「聞きたい人に」聞くことができます。どうぞご参加下さい。

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第89回教師力BRUSH-UPセミナーin函館

【北海道5大都市連続セミナー②】

期 日:平成29年4月8日(土)
会 場:サンリフレ函館 大会議室
テーマ:特別の教科道徳模擬授業12連発
    ~今、道徳をどう説く?~
講 師:堀 裕嗣・大野睦仁ほか
ファシリテーション・グラフィック:
 藤原友和・小林雅哉・田名部紗穂里ほか
主 催:教師力BRUSH-UPセミナー

9:00 開場・受付
9:10 開会セレモニー

【第1部】「やる気スイッチON」になる道徳
09:15~09:35 模擬授業1 鈴木 綾(小)
09:35~09:55 模擬授業2 滝田 彩(小)
09:55~10:15 模擬授業3 田名部圭一(小)
10:15~10:35 模擬授業4 高橋勝幸(中)
10:35~10:50 交流タイム

【第2部】「葛藤のある」道徳
11:00~11:20 模擬授業5 田中のぞみ(小)
11:20~11:40 模擬授業6 前田明美(小)
11:40~12:00 模擬授業7 山口淳一(小)
12:00~12:20 模擬授業8 友利真一(中)
12:20~12:35 交流タイム

【第3部】「考え、議論する」道徳
13:30~13:50 模擬授業9  山川香緖里(小)
13:50~14:10 模擬授業10 高橋裕章(小)
14:20~14:40 模擬授業11 大野睦仁(小)
14:40~15:00 模擬授業12 堀 裕嗣(中)
15:00~15:15 交流タイム

【第4部】みんなでリフレクション
15:30~16:45 リフレクション
 ファシリテーター:三浦将大
16:45 閉会セレモニー

18:00~ 懇親会


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# by t-fuji5289 | 2016-12-04 11:05 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

今日もFG+授業の可能性を考える

【構造を“浮かび上がらせる”FGの扱い】

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 今日の僕の模擬授業は、ある程度「めあて―学習活動―まとめ」に一貫性のある授業だったと思う。しかし、学習活動においては、試行錯誤の結果、読みがずれていたり、ねらいとは違ったところに学習者の意識が向いてしまったりということが往々にしてある。例えば今日の模擬授業では、学習者のつくった要約文の修正が必要な場面があった。Aがもともとの要約文、Bが修正した要約文である。


  A 言葉や年齢などの違いがわかる。

  B 言葉や年齢などの違いを超えてわかる。


 そういった場面に遭遇したら、授業者としては補助発問を投げかけたり、ほかの言葉に置き換えて説明したり、具体例を考えたりしながら、別の角度からの検討を促し、読みを修正することを試みる。本時の授業では、「絵文字の三つの特長」のうち、第一、第二のものは「例えば…」と具体例を考えると教科書の本文と整合するが、第三では主語のねじれが生じているため、違和感を覚え、気付くという場面があった。「~を越えて」という大事な内容を落としてはいけないというのが本時のまとめに反映されたのは、こんな場面があったからである。


 FGにおいては、その停滞や濁りや様々な手立てを打っているところを描くのが授業観察者としてのグラフィッカーの腕の見せ所だと思われる。しかし、確かにそれは難しいところだ。


 どんなところが難しいのかというと、流れてくる音声情報を聞き取り、書き留めるためにワーキングメモリをフル稼働させている状態において、その音声情報が授業のねらいにとってどのような意義を持つのかという「メタの視点」を同時に働かせることはかなりの負荷だからだ。授業の流れを捉えながら参加者の反応をも記録するとなると、ほとんど超人の領域のようにさえ思えてくる。


 だから、描き上げたFGは、ある程度構造化されながらも「構造化されない」「漂っている」情報も浮遊している。このFGを「まだまだ未熟だ」と考えるのは、実はまだ早い。授業後のリフレクションにおいて、授業展開上のポイントだった箇所を、授業者や助言者が黄色やオレンジなどの「弱い色」を用いて結ぶと、とたんに思考の流れが浮かび上がってきたり、どのように難所を越えたのかということがよく見えたりする。つまり、グラフィッカーが「あれども見えず」で描いている情報を、グラフィッカー以外のメンバーが構造化することができる。そして、「授業を見る視点」を共有する。リフレクションに生きるというよりFGを描くことがリフレクションそのものになる。


 このことの効果は大きい。自分の描いたものが、直後に自分の目の前で「見える化」されるのだから。グラフィッカーの「授業を見る目」が一段階あがることが期待できる(ヴィゴツキーの「最近接領域」を意識している)。また、あれども見えずのFGから構造を取り出してみせるのは、先輩教師の責任でもある。それはつまり、リフレクションが先輩教師(今日は僕がこの役割だった)にとっての負荷のかかる場でもある。そう考えたとき、完全に構造化されたFGはリフレクションを誘発しづらいと言えよう。むしろ、未完成な方が、思考を活性化させるのではないだろうか。


 授業をレコーディングし、リフレクションで再構造化する。

 FGを一人ではなく、複数でつくりあげていく。


 そういう位置付け方の一例を得た。田中のぞみのデビュー作がそのような役割を果たしたことに感慨深いものがある。彼女は新卒の一年間、期限付きの採用で、僕のクラスの交流級の子どもの担任をしていた。それから5年が過ぎた。またこうして同じ校舎で学んでいるのが何とも不思議な縁である。描いて満足のFGでは満足できなくなっているのが北海道の研究フィールドである。僕も一生懸命にそれについていこうとしている。そんなときに力強いメンバーがいるというのもやはり不思議な縁である。


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# by t-fuji5289 | 2016-11-24 22:51 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

FG+模擬授業検討の可能性

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 今週末に企画されている函館BRUSHや、1月のことのは、詩の授業、2月の道徳授業のために若い先生方とファシグラ練習をしている。10月頃から細々と続けているわけだが、昨日は初めて模擬授業を描くことにチャレンジしてみた。


 僕の下手くそな模擬授業を描いてもらって、どんなレイアウトにするとよいか、色分けをどうするとよいか、三人の先生方が順番にグラフィックして描き終わる度にフィードバックし合うという進め方だったのだが、「これって、互いに学び合うためのいろんな可能性があるんじゃないか?」という手応えがあった。まさに瓢箪から駒。


 時間は17:30~19:00という90分間だった。


【事前準備】
 ・参加者には、教科書を持ってきてもらう。
 ・管理職に校舎使用の許可を得る。
 ・イーゼルと、WritingPadを設置する。


【進め方】
 ① ミニ講座「物語の構造分析」(藤原/15分)
 ② ミニ演習「持ち寄り教材の教材分析~境界線を探す~」(藤原/15分)
 ③ 模擬授業「雪渡り」(グラフィッカー:八重樫/20分)
 ④ 模擬授業「おにたのぼうし」(グラフィッカー:鈴木/20分)
 ⑤ ミニ講座「FGレコーディングの技術」(藤原/10分)
 ⑥ 模擬授業「健康と清潔な体」(グラフィッカー:小辻/10分)


 僕が経験年数17年。他の3人は全員2年目。
「これから若手が学校で扱う教材を使った」
「藤原の模擬授業を」
「若手がグラフィックし」
「終わったあとに全員で」
「FGみながらふりかえりを行う」


 この流れの中に、参加者それぞれの有益さがあり、更にBRUSHUPして学習可能性を高める持ち方ができるのではないかと感じている。


 まず、若手からすると素材研究ができる。ミニ講座の「物語の構造分析」自体はそのままで授業になるわけではないが、教材を語る上での「メタ視点」を獲得すると、細部の描写を意味づけていく作業がしやすくなる。価値付けした細部の描写をどのように扱い、どのようなねらいを設定していくか、単元のねらいとの関連から優先順位をつけていく作業は教材研究になるだろう。「雪渡り」では、その後に読書会が位置付いているから、「好きなところを紹介する観点」を本文で扱っていくことにした。


 そして、模擬授業を見て(反面教師として・笑)指導法研究ができる。僕の発問の粗さや、苦しい展開を見ながら「あれはやめとこう」「自分だったらどうするかな」と考えるわけだ。そして、授業を受けた若手と、グラフィッカーとしてレコーディングした若手のそれぞれの見え方を交流することで、新たな発見が互いにある(…ようにこれからなっていく予定。いまはまだ描くことに精いっぱい。授業を受けることに精いっぱい)。


 さらに、互いのファシグラを見合うことで「どんなレイアウトがよいのか」「色の区別をどうするか」など、よさがどんどん共有されていく。グラフィッカーは互いに見合うことが一番の上達論。なぜなら日常的に目にする行為ではないので、考える材料・具体例がない活動だからだ。


 僕からすると、もちよった教材に共通する事柄を見出して、その場で講座と演習を行い、その理屈を実現する模擬授業をやってみせるというものすごく負荷の高いことを自分に課し、かつそれがFGにも反映されるという「自分の情報発信の機能度」を図る機会にもなっている。
「いってることとやってることが違うじゃねーか。」
「やりたいことが形になってねーじゃん。」
ということを、グラフィックは実に雄弁に物語る(笑)要するに流れが滞ったところは、グラフィッカーが「描けない」。最近接領域的な話をすると(岡田さん的・笑)、本当はそこが一番授業者も受けている方も頭を使っているのだが。…あぁ、辛い。でも気にしない。今から頑張る。


 ただ、グラフィック見ながら、レコーディングの方法や発問がどのように機能したかを話し合ったり、授業をしながら「読みを診断」し、「修正を試みる」場面がどのように進んでいったかふり返ったりする時間はとても楽しかった。もっと駄目出ししてもらったほうが僕のためにはなるけれど、立場上、そうなるわけもなく。だからこそ、グラフィックに表れたものを自分で読み取って自分の役に立てていく。あ、これ「対立緩衝機能」だな…。


 いろんな要素がからんで、たまたま実現した学習会だったのだけれど、自分のキャラに合った進め方かも知れない。そのうち、若手にも模擬授業をしてもらいたいな。



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# by t-fuji5289 | 2016-11-23 12:15 | ファシグラ実践 | Trackback | Comments(0)

第3回グラフィッカー・フェスティバルin仙台

第3回グラフィッカー・フェスティバルin仙台
期 日:平成29年1月7日(土)・8日(日)
会 場:1月7日(土) エルソーラ仙台(仙台市青葉区中央1丁目3-1アエル 28階・29階)

1月8日(日)戦災復興記念観(仙台市青葉区大町二丁目12番1号)

テーマ:「そろそろ本気でFG授業づくりを考えよう」
講 師:全国のグラフィッカー
参加費:2日参加4000円/1日目のみ:2000円/2日目のみ:3000円
主 催:第三回グラフィッカー・フェスティバルin仙台実行委員会
日 程:

【1日目】「まずは入門編! 描いて描いて身につけよう!」
講師:藤原友和/近藤佳織
13:15    受付
13:35-13:40  開会セレモニー
13:40-14:10 「FGとは何か」
14:10-14:50 「FGのスキルを学ぼう!」
14:50-15:50 FG解説

15:00-15:15 休憩

15:15-16:00 FGにチャレンジ

16:00-16:30 FGを見せ合う 16:30-16:50 振り返り

17:30    懇親会

【2日目】「FGの授業づくりを語り合おう」
9:15     受付
9:30-12:00  「FG授業を語り合おう!~ファシリテーションの触発性を考える~」
       【話題提供者】小林雅哉/大塚未来/山川香緖里/小川まりも
       【指定討論者】鈴木優太/石橋智晴/田中光夫

       【コーディネーター】藤原友和

12:00-13:00  昼食
13:00-14:30  「FG授業を語り合おう!~レコーディングの記録性を生かす~」
       【話題提供者】田中光夫/中原 茜/近藤佳織/吉田麻都香
       【指定討論者】藤原友和/尾形英亮/吉田博子

       【コーディネーター】小林雅哉
14:30-14:45  休憩
14:45-16:00  「徹底討論! FGの機能を生かす授業って何だろう」
       【指定討論者】藤原友和/濱口恵美/中條佳記
16:15-16:45  「じっくりリフレクションタイム」
       ファシリテーター:石橋智晴
16:45~    閉会セレモニー:「そして、横浜2018へ!!」


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# by t-fuji5289 | 2016-11-20 22:42 | Trackback | Comments(0)

【募集開始】第3回グラフィッカー・フェスティバルin仙台

第3回グラフィッカー・フェスティバルin仙台

期 日:平成29年1月7日(土)・8日(日)
会 場:1月7日(土) エルソーラ仙台(仙台市青葉区中央1丁目3-1アエル 28階・29階)

    1月8日(日)戦災復興記念観(仙台市青葉区大町二丁目12番1号)

テーマ:「そろそろ本気でFG授業づくりを考えよう」
講 師:全国のグラフィッカー
参加費:2日参加4000円/1日目のみ:2000円/2日目のみ:3000円
主 催:第三回グラフィッカー・フェスティバルin仙台実行委員会
日 程:

【1日目】「まずは入門編! 描いて描いて身につけよう!」
講師:藤原友和/近藤佳織
13:15    受付
13:35-13:40  開会セレモニー
13:40-14:10 「FGとは何か」
14:10-14:50 「FGのスキルを学ぼう!」
14:50-15:00 休憩
15:00-15:40 「FGにチャレンジ!」
15:40-15:50 休憩
15:50-16:20 「FGを見せ合う!」
16:20-16:40 「振り返り」

17:30    懇親会

【2日目】「FGの授業づくりを語り合おう」
9:15     受付
9:30-12:00  「FG授業を語り合おう!~ファシリテーションの触発性を考える~」
       【話題提供者】小林雅哉/大塚未来/山川香緖里/小川まりも
       【指定討論者】鈴木優太/石橋智晴/田中光夫

       【コーディネーター】藤原友和

12:00-13:00  昼食
13:00-14:30  「FG授業を語り合おう!~レコーディングの記録性を生かす~」
       【話題提供者】田中光夫/中原 茜/近藤佳織/吉田麻都香
       【指定討論者】藤原友和/尾形英亮/吉田博子

       【コーディネーター】小林雅哉
14:30-14:45  休憩
14:45-16:00  「徹底討論! FGの機能を生かす授業って何だろう」
       【指定討論者】藤原友和/濱口恵美/中條佳記
16:15-16:45  「じっくりリフレクションタイム」
       ファシリテーター:石橋智晴
16:45~    閉会セレモニー:「そして、横浜2018へ!!」


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# by t-fuji5289 | 2016-10-30 15:36 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

【MM】ファシリテーション・グラフィックをはじめよう(14)

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北海道・北斗市の山川香緖里さんの実践です。
ファシグラ×思考ツール×ワークシートというアイディアを生かして、授業システムの中にファシグラを位置付けています。Xチャートを使うことによって、子どもがファシグラを描くためのスモールステップを実現しています。

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# by t-fuji5289 | 2016-10-29 11:00 | ファシグラ実践 | Trackback | Comments(0)

【MM】ファシリテーション・グラフィックをはじめよう(13)

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愛知県・名古屋市の奥井貴仁さんのファシグラ。
町探検の前後で活用し、「自慢」をみつけるという授業に活用されています。


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# by t-fuji5289 | 2016-10-29 10:21 | ファシグラ実践 | Trackback | Comments(0)

【熊本FGふり返り・その2】

【熊本FGふり返り・その2】

(1) 17世紀におけるカトリックの「民主化」提案

カンバーランドは17世紀の思想家です。カトリックが権威を失いつつある中で、彼は「仁愛」の思想を再評価することを試みました。それと同時に教会の重要さも主張したわけです。

堀内による解説では、カンバーランドは「仁愛は誰でもその重要さを理解している。神がそのように人間をつくっているのだから。だが、実際に幸福に近づくためには教会の助けも必要である。」と論じたそうです。堀内は、この主張のあり方に「政治版マーケティング3.0」の萌芽をみたと指摘しています。

それは、キリスト教と教会という「システム」から宗教性を取り除いたときに、何が見えるかということです。このあとの解説がざっくりしすぎていて藤原としては簡単に分かった気になることに警戒もしているわけですが、やはりわかりやすいので(笑)そのまま引用します。

「そこで行われているのは、アクセスが容易な場所で、自分よりもちょっと知識のありそうな人に会いに行くことで、自分の幸福への欲求に適切な導きを与えてくれるということだ。これは仕組みとしては民主主義のモデルに他ならない。」

近代の学校にもそのまま適用できそうなもでるですね。学校が教会をモデルにして誕生したことは、イギリスにおける公教育の歴史をひもとけば自明なのですが、ここでは触れず、「主体は誰か」ということから考えて見ましょう。

カンバーランドは、主体を教会から信者へと転換したのではないでしょうか。ただただ神に従うのがそれまでのカトリックの教えだとしたら、彼は「主体としての信仰」を信者に認めた。人間の中に、神によって予めセットされた仁愛がある。その発揮の手助けをするのが教会であるというように。なんだかこれ、とってもファシリテイティブですね。人生は信者自身のもの。教会はそれを導く支援者。神から降ろされた使命を生きるのでは無く、神が与えた命を生きていく。そのように転換したのではないかと思います。
(ただし、この後彼は神学論争に巻き込まれていくそうです。そりゃそうですよね。パラダイムを転換してしまうのだから)

(2) 改めて「ラスボスの長老化」を考える


さて、これを熊本FGの会における指定討論者の位置づけと関連させて考えます。昨日の投稿では、私は次のように書き込みました。

----引用開始----------------------

1 授業リフレクション×FGの新たな可能性を得た。

① 事前検討+FG(既)
② 模擬授業+FG(既)
③ 授業中は参観者を2グループに分けてフィッシュボウル
 (既/考案者:三浦将大)
④ FGを撮影して、プロジェクタにて拡大投影。(新)
⑤ 授業者が画像を操作して授業の振り返り。(新)
⑥ 授業者の振り返り中に原版FGにさらに書き込む。(新)
⑦ 指定討論者からコメント+FG(既)
⑧ ⑤~⑦を受けて、グループでリフレクション。(新)
⑨ 全体リフレクション(既)

BRUSH-UPで三浦さんが考案した授業検討の方法をアレンジして熊本でも使わせてもらった。十全に機能を発揮させるためには種々の条件を整える必要は感じたが、中学・高校で教科の壁を越えて授業を検討する際の手がかりが得られた。

事前検討の持ち方は冬の千歳で行った「部屋の四隅」方式と組み合わせたほうがおそらく効果が上げられる。まぁ、これは今回のデザインにははまらない方法なので12月に溝上さんがどのように実施されるのか注目したい。

それから、指定討論者のタイミング。指定討論者を引き受けていただいたのが県の指導主事で、AL推進の中心人物である和田先生だからこその核心を突くものであったことが大きいのだが(高校数学と中学社会の模擬授業に対して、同じ時間配分で大半が高校の先生方であるフロアを唸らせるコメント…いつかその境地に立ちたい…)指定討論者を「ラスボス」(笑)にしない。冒険者たちに旅の途中で知恵を授けてくれる「長老」になってもらう。「ラスボスの長老化」がポイント。


----引用終了----------------------

ここでいう「ラスボス」は、カトリック的「神」の位置に他なりません。教育行政という「神」の位置から授業を講評する。それは「正しさ」として機能することを期待されています。模擬授業者の提案、つまり「試み」に対して、正誤適否の判断を下すことが役目です。

これに対し「長老」は支援者の立場です。模擬授業者の提案に対し、フロアにいる参加者が自分の現場に持ち帰る知恵として「方向付け」と「考える材料を価値付けする」ことが役割の中心です。

熊本の会では、上記のように指定討論者の出番をグループ討議の前にもってくるデザインでした。それは、模擬授業を「検討」するのではなく、模擬授業という素材の提供を受け、どのようにそれを受容すべきかという長老の価値付けを経た上で、個々の課題に向かって思考をふかめていくことを目指したことに拠ります。

また、昨日の会では「ALの授業づくり」がテーマでした。
これがキャリア教育や人権教育のように、ある程度議論の土俵が形作られているテーマでしたら、ラスボスでも構わないと思います。ですが、ALについては、まだまだ未知の領域です。手探りで始めようという段階です(参加者の大半が、高校の先生であり、切実な問題意識をお持ちのベテランということも見逃せない要素です)。そういうわけで、扱ったテーマに対して、「長老によるオリエンテーション」が有効だったと考えています。

裏を返せば「いつでも・どこでも」有効なアプローチではありません。あくまでもテーマとの関連で講座全体をデザインしたときには「長老化」が有効であった(のではないか?)ということです。

(3) まとめ

 講座デザインは、その目的により有効な形が目指されるものです。ですから、熊本FGセミナーに大変高い評価をいただくことはとても嬉しいことですが、もっとよく出来たはずだ、とも考えています。私の未熟さです。

 例えば授業観察者の「観点」を共有した方がよかったのではないか、参観者の位置と参観ポイントを「小学校の場合は」と例示した方がよかったのではないかと反省点が多いです。また、上記では触れていませんが、私の「構成員への理解」がもっと高ければ、個々に有益な役割を請け負っていただくことで、効果を上げられたのでは無いかとも考えています。至らぬ点ばかりで恐縮ですが、今後の研究に活かしていきます。

 提案の場を下さった溝上さんを始め、ご縁をいただいた皆さんに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

参考文献)
堀内新之介『感情で釣られる人々』集英社新書
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# by t-fuji5289 | 2016-08-16 22:21 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

【熊本FGふりかえり】

【熊本FGふりかえり】

熊本のFGセミナーは、僕の方がいろいろと勉強させてもらった。帰ってからじっくりと考えていくためにメモ。

1 授業リフレクション×FGの新たな可能性を得た。

① 事前検討+FG(既)
② 模擬授業+FG(既)
③ 授業中は参観者を2グループに分けてフィッシュボウル
 (既/考案者:三浦将大)
④ FGを撮影して、プロジェクタにて拡大投影。(新)
⑤ 授業者が画像を操作して授業の振り返り。(新)
⑥ 授業者の振り返り中に原版FGにさらに書き込む。(新)
⑦ 指定討論者からコメント+FG(既)
⑧ ⑤~⑦を受けて、グループでリフレクション。(新)
⑨ 全体リフレクション(既)


BRUSH-UPで三浦さんが考案した授業検討の方法をアレンジして熊本でも使わせてもらった。十全に機能を発揮させるためには種々の条件を整える必要は感じたが、中学・高校で教科の壁を越えて授業を検討する際の手がかりが得られた。

事前検討の持ち方は冬の千歳で行った「部屋の四隅」方式と組み合わせたほうがおそらく効果が上げられる。まぁ、これは今回のデザインにははまらない方法なので12月に溝上さんがどのように実施されるのか注目したい。

それから、指定討論者のタイミング。指定討論者を引き受けていただいたのが県の指導主事で、AL推進の中心人物である和田先生だからこその核心を突くものであったことが大きいのだが(高校数学と中学社会の模擬授業に対して、同じ時間配分で大半が高校の先生方であるフロアを唸らせるコメント…いつかその境地に立ちたい…)指定討論者を「ラスボス」(笑)にしない。冒険者たちに旅の途中で知恵を授けてくれる「長老」になってもらう。「ラスボスの長老化」がポイント。

2 FGスキルが即反映させられる場が構想できそう。


午前中にFGスキルをトレーニングして、午後の模擬授業+FGを設定。参加者にFGを担当してもらう。複数同時進行も可。設定自体はBRUSH-UPセミナーで実施しているが、今回のようなアウェイの地で現地事務局や一般参加者に預けるのもよいと思った。

3 高校のALに対する危機感はとても強い。

系列校が廃校になったという高校の先生のお話はつよい危機感を覚えるものだった。裏返せば、それがあの日の熱気につながっているというわけだ。人ごとではないなと感じた。

4 溝上さんたちがつくられている場がとても素敵だった。

事務局の方々、リピーターの方々、初めて足を運んだという方々…。積み重ねてきたモノが信用になるのだなぁと思った。西尾さんや笹原さんとの対面に感動した。内藤さんや西村さんとの再会も嬉しかった。八巻さんが会場に来てくれた。模擬授業者の園田さんも小田さんも、とてもとても力量のある方で、背筋が伸びた。やばいな、おれ。もっと勉強しなきゃ。豊田さんや寺本さんをはじめとするスタッフの方々の動きも真似したい。また、この日に出会った皆さんに刺激をもらった。問題意識を強くもっている方々が集まる場所はそれだけで刺激的になる。あ、末吉さん「魔王」ごちそうさまでした(笑)

5 50代が元気な場所は、学びも豊か。

熊本で最も強く感じたところはここかもしれない。
ベテランが貪欲に学んでいたら、若手がサボるわけにはいかない。とはいえ、部活はやはり若い先生の仕事になるようで、なかなか職場を離れて学びに出られないそうだ。
そのことはおいても、学びの姿勢に見習うところが大きい。

6 縁はどんどんつながっていくこと。

知り合いの知り合いがどんどんつながり、それが新たな気づきやチャレンジを呼び起こしてくれる。熊本はそれが凝縮されていたように思う。そして、僕がすっからかんにならないために、FGのことと日々の記録の在り方をもっともっと自覚的に、こだわりをもって、しつこく続けていく必要がある。

まだまだあるけれど、空港のロビーで立ったまま打ち込むことにちょっと疲れてきたので、また機会を改めて。

熊本でお目にかかった皆さん、本当に本当に有難うございました。
もっともっと成長して、また伺います。
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# by t-fuji5289 | 2016-08-16 22:18 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

旭川での研修主任の会とファシグラの位置付け

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 『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)☆第3757号☆
                  2016年7月13日:水曜日発行
   編集・発行 梶原末廣       sukaji@po.synapse.ne.jp
  http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html
http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/kyoushi/index.html
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◆「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(11)藤原 友和(北海道)
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【連載】

■「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(11)

          藤原 友和(北海道)


◆「グラフィック・“ファシリテーション”を機能させるFG(その2)」


1 「研修担当者連絡協議会in旭川」のお話

前号では、中堅・若手の研修担当者が集って互いの実践を交流する集まりの中で、
FGを活用して「共通の議論の土俵づくり」を行った、という話をしました。そし
てそれが当事者意識を喚起し、アイスブレイクの機能も果たしているという側面
についても述べました。

今回は、この学習会の後半部部分、互いの実践を持ち寄り交流する場面での様子
を報告します。当日のタイムテーブルは以下のようになっていました。

 10:00~11:00 自己紹介を兼ねたワークショップ「研修の難点ってどこ?」
 11:00~12:30 資料共有・話し合いの時間1「実際、どうやってるの?」
 12:30~13:30 昼食
 13:30~14:30 資料共有・話し合いの時間2「実際、どうやってるの?」
 14:30~15:00 ふり返り

 11:00以降の「資料共有・話し合いの時間」が今回のお話です。


2 「コンテンツ」と「プロセス」を分けることを意識する

(1) グラフィッカーへの注文

 基本的には次のように進めています。

・それぞれがもってきた資料を配付する。
・全員でざっと目を通す。
・誰かが誰かの資料に対してコメントする。
・話し合いの経過をレコーディングする。

この進め方を参加者に説明したあとは、ファシリテーターである私も参加者の一
人になります。自分自身もレポートをもって参加していますので、フラットな立
場で議論に加わります。

同時に、Gさん(グラフィッカー)には次のようにお願いしました。

「レポートに書いてあるような内容はレコーディングしないで下さい。それより
も、レポートをきっかけにして始まったやりとりの方を重点的に拾って下さい。」

これはつまり、「抽象の梯子を登る」レコーディングをお願いしたということです。
順を追って考えてみたいと思います。


(2) 描くべき内容をレベル分けして考えてみる

まず、自分の学校での研修を推進する仕事・そこで起きている様々な事象を「レベ
ル1」とします。実際に行ったこと、肌で実感したこと、まさに現場で起こってい
る事実のことだと考えて下さい。

次に、レポートは「レベル2」です。自分なりに事実をどうとらえてどのように記
述したのか。一段階レベルが上がっています。レポートは純粋なる事実の記述では
ありません。あくまでも報告者の主観によって「選択された事実」です。

それから、レポートについて説明するときの言葉を「レベル3」とします。これは、
「選択された事実」を、相手に対してどのように価値付けしながら伝えるのかとい
うフィルターがかかっていますので、さらに主観を反映する度合いが大きくなるで
しょう。

ここまでをレポーターの提供する「コンテンツ」と考えます。

さらに、話し合いが始まって、参加者それぞれが発言した意見や感想などのコメン
トを「レベル4」とします。参加者それぞれが現場で面している課題も、各人の問
題意識のありようも様々です。レポーターの提案に対する個別の反応を、この段階
とします。

最後に、ある程度議論が深まって、互いの問題意識が明らかになりながらも、「結
局、話し合われたことはどういうことなのか」という共通認識に至ったとします。
これを「レベル5」とします。議論の一応の着地点です。


(3) 期待される「機能」とはなにか

Gさんにお願いしたのは、「レベル3以降のレコーディング」ということでした。
レポートに書かれている内容を模造紙に描く必要はありません。構造化されて記録
されるべきは「議論のプロセス」と、「共通理解に至るまでに出てきたキーワード」
なのだと考えます。後者を足がかりにしながら、事象に接していたときには見えて
いなかったことやものに気づいていくこととが大切で、グラフィックはそれをファ
シリテート(促進する・容易にする)ためのものです。

そうであるならば、当事者では無い参加者(ファシリテーターである私を含めて)
は、「レベル1」のことを知ることはそもそもできません。「レベル2」や「レベ
ル3」を手がかりに想像を巡らせることがせいぜいです。そして、「レベル2・3」
のことだけを問題にしていたのでは、現状維持・再強化にしかなりませんから、益
するところは大きくは無いでしょう。

参加者にとっても、レポーターにとっても、つまりその「場」にいる全員にとって
も意味があるのは「レベル4」を共有しながら「レベル5」に至ることではないで
しょうか。グラフィック・ファシリテーションが機能したかどうかは「レベル4・5」
を実現していたかどうかにかかってくるのではないかと思います。

もちろん、グラフィックだけに依存するものではありません。全体のプログラムや、
参加者のありよう、ファシリテーターの存在、時間配分や環境設定など、複数の要素
が考えられますので一概にグラフィックの機能として論じることは難しいのかも知れ
ません。が、「何を狙って、どの部分を」描くのかを考えることで、「どのように描
くのか」が決まるのでは無いかと思います。
 

3 その結果、会はどうなったか

Gさんは、この会を次のようにふり返っています。

***(引用開始)************************************

FG担当としての視点で、振り返ってみました。

藤原先生からお話があった、「レポートに書いてあることより、やりとりを。」とい
うことを強く意識して描きはじめました。しかし、実際に描きはじめてみると、すぐ
に、ほとんど意識しなくなっていました。というのも、この会は単なるレポートの紹
介ではなく、背景にある実践の詳細であったり、その時の思いであったり、学校での
同僚との関わりを語るものとなっており、そこから生まれる参加者とのやりとりが中
心となっていたためです。私が描くFGも、自然とその場で飛び交っていた先生方の言
葉を切り取るようなものとなっていました。

重要と思い描き留めたのは次のようなところです。

1)おしゃべりに勢いがあったところ。
2)その発言をきっかけに話が発展したところ。
3)その発言をきっかけに話が止みうーんとみんなで考えたところ。
4)話がひとつのキーワードにまとまったところ。

このとき意識したのは、聞いた言葉を、できるだけ発言した先生のそのままの言い方
に近い形で描くことです。私の解釈で別の言葉や言い回しに置き換えたときに、他の
参加者にとって分かりにくくなってしまうと思ったからです。そのままの言葉であれ
ば、FGを見返したときにそれぞれがそのときそこで感じたことを思い起こすことがで
きるのではないでしょうか。(可能性大ですか?)

今回、この会でFGを担当させていただいて、描いて心に残っているフレーズは「どの
学校も似てるのね」です。ある程度描き進められたFGを眺めながら、ある先生がつぶ
やいた「どの学校も似てるのね…。」この会で感じたこと、得たもの、グっとくるポ
イントはそれぞれかと思いますが、「ああ、みんな同じような悩みを持って頑張って
いるんだ。」と共感し合えた会だったように思います。先生たちの生の声を描き留め
ようとしたFGが、こういった共感を生み出せたことに少しでも役に立てていたらなら
嬉しいなと思います。

            (野澤愛子・中頓別小学校)
***(引用終了)************************************

本人も意識されていますが、Gさんのグラフィックは「なるべく主観を交えないで描く」
グラフィックでした。これは私の依頼であることはもちろんですが、もともとそのよ
うに描いている方でした。そこで、このような場には相応しいと思って登壇を依頼し
たという経緯があります。その期待に十二分に応えていただきました。

さて、Gさんのふり返りの中から、次の問題提起が見えてきました。『「ああ、みんな
同じような悩みを持って頑張っているんだ。」と共感し合えた会だったように思いま
す。』という発言です。ポイントは「共感」です。Gさんのグラフィックがこのため
に大事な役割を果たしたことは言うまでもありませんが、新川宏子さんが別の角度
からふり返って下さいました。


***(引用開始)************************************

初めて参加した研修担当者連絡協議会。いったいどんな会になるのかドキドキしなが
ら、でもとても楽しみに参加しました。少し遅れて会場に入るとすでに話し合いは始
まっていたのですが、自分が参加するまでにどんな話が出ていたのかということがフ
ァシリテーショングラフィックに記録されていて、見ただけで大まかな流れを瞬時に
つかむことができスムーズに話し合いに参加することができました。また、この話し
合いの中で私が不思議だなぁと感じたことは、多岐にわたる話題が提供されたのにも
かかわらず、とっ散らかった印象が一つもなかったということです。それは場を交通
整理してくださった藤原さんのファシリテートとグラフィックによるところが大きい
と感じました。藤原さんは場の話題とグラフィックをつなぐ役割をとても上手に果た
してくださったと思います。フロアーはそれぞれが言いたいことを言いながらほかの
フロアーとつながりあっていたのだと思います。そのつなぎ目にいたのが藤原さんで
あり、グラフィックであったと思います。あの場の空気を言語化するのはとても難し
いのですが、そこにいた者にしか感じられない不思議な親和感がありました。それは
場を共有する、問題を共有したメンバー独特のものだと感じました。時間が進むにつ
れて、どんどん本音が出てきて初めて会ったメンバーとは思えない空気が醸成されて
いたのでした。

様々な研修会や会議がたくさんありますが、短時間であっという間にフロアーをつな
いでしまうファシリテーターやグラフィックの役割の大きさを感じたのはこれが初め
てだったかもしれません。あまたの研修会でその内容を記録した素晴らしいグラフィ
ックをたくさん見てきましたが、話し合いを可視化し、今まさに進行する論議を助け
るものとしてのグラフィックを見たのはこれが初めてだったかもしれません。ファシ
リテーショングラフィックの新たな可能性を感じた協議会でした。

***(引用終了)************************************

過分なお褒めを言葉をいただいて恐縮ではあるのですが、新川さんのふり返りの中に
は、これまで私自身があまり意識してこなかった部分が指摘されています。それは、
グラフィッカーとファシリテーターの分業ということです。

これまでに私自身が描いてきた場では、グラフィッカーとファシリテーターを兼ねる
ことが多かったので、FGについて何か言おうとすると、グラフィッカーとしての発言
が多くなっていました。フィードバックをいただくのも、あくまでも「兼業した場合」
に限定したものです。

今回、新川さんからいただいたように、「ファシリテーターとしての私」に対するフィ
ードバックは、ファシリテーション・グラフィックを考える上で、「場づくり」の大切
さと、「場づくり」の全体となる背景を踏まえる必要性を感じさせてくれました。感謝
の思いは尽きません。


4 次回予告

さて、次回はファシリテーション・グラフィックが位置付く「場づくり」の話をしたい
と思います。一つには「時間的な軸」。「研修担当者連絡協議会」という会が、どのよ
うな経緯で一つの場をかたちづくっていったのか、「議論の見える化」という視点から
ふり返ってみたいと思います。

もう一つは「空間的な軸」。この日の環境設定と、その機能を考えていきたいです。

それではまた!


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【最終案内-1】

◆「中高MM3500号記念懇親会」


昨年秋に中高MMは3500号を発行しました。既に3754号を編集・発行
(7/10)致しましたが、きりの良い3500号記念お祝い会を開催します。
執筆者&購読社の皆様とお目にかかり歓談と夕食の時間(編集会議)を持ちたい
と考え企画しました。

どうぞ、皆様、執筆者でなくとも「教育」や「コミュニケーション」や「カウン
セリング」などに興味がある方ご参集いただければ幸いです。ふるってご参加
加いただきますようお願い申し上げます。


*「中・高教師用ニュースマガジン」(中高MM)3500号記念*


日 時:7月26日(火)20:00~22:00

会 場:山有fukuitadaki(仮)http://sanyu-fukuitadaki.jp/
住所:〒890-0056 鹿児島県鹿児島市下荒田2丁目12?15
電話: 099-204-0677

会 費:3500円

参加者:10名(残5名)

対 象:中高MM執筆者&購読者&教育関係者(含保護者)

ゲスト:ハワード・カツヨ氏(教育学博士)(アメリカより帰国)
    カリフォルニア州立大学名誉教授・カウンセラー 
    カリフォルニア州認定マリッジ・ファミリー・セラピスト
    TRUE COLORS JAPAN マスタートレーナー
    True Colors Japan: http://truecolorsjapan.jp/

★【申込みフォーム】こちらからご記入いただければ、幸いです。
    http://form1.fc2.com/form/?id=195314


*または、直接次のメルアドまたはお電話ください。
 kanoyu@po.synapse.ne.jp (中高MM)
 (連絡先:090-1346-3090)


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【最終案内-2】


◆「子ども・教師・保護者も幸せになる!ぶつからない指導入門」
~第17回霧島プロジェクト in 指宿~

【講師】城ケ崎滋雄氏(著書多数・千葉県公立小学校教諭)
    http://jougasaki.blog.fc2.com/

【日時】2016年7月30日(土)
    13時受付開始
    13時20分スタート~17時50分終了予定

【会場】開聞山麓香料園(指宿)
http://www.hoshogarden.com/

【募集人員】20名(残10名)

【参加費】2,000円

【夕食懇親会】1,500円

【セッション内容】

受 付:13:00~13:20
開講式:13:20~13:25
セッション1(アイスブレーキング):13:25~13:55
セッション2:授業こそ学級づくりの核~城ケ崎先生の国語授業を体験~
セッション3:城ケ崎先生はなぜぶつからない指導をするのか? 
       みんなが幸せになるぶつからない指導入門
<休憩> 「開聞山麓香料園」散策
    (オーナーの宮崎氏よりガイド付き案内:植物・昆虫採集も)
セッション4:こうして保護者と教師で子どもを育てる!! 
       城ケ崎先生は保護者とどう付き合っているのか
セッション5:城ケ崎先生に質問&回答コーナー
閉講式:17:30

*皆で後片付け*

夕 食(兼懇親会):18:30~20:30

【オプション】「指宿(周辺)観光」(費用各自負担)
 ・2016年7月31日(日)9:00~13:00(含昼食)

★【申込みフォーム】こちらからご記入いただければ、幸いです。
    http://form1.fc2.com/form/?id=141290



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◆「かごしま朗読Cafe」2016年 下半期◆

●第2回さかのうえ哲学カフェ(テーマ:豊かさについて)
   7月10日:「カフェラカン」
     参加者:8名(7/10)

☆第1回まちさるくからのランチミーティング
   7月17日:会場未定
   まちさるく(町歩き)をして一緒にランチと歓談
   参加予定者:2名(7/10現在)(5~10名定員)

★8月29日開催予定:Maria cafe(天文館)
   参加予定者:11名(7/4現在)

★9月25日開催予定:Chaho Shimodouzono (中央駅前)
   参加予定者:5名(7/4現在)

*直接次のメルアドへ申し込みください。

 kanoyu@po.synapse.ne.jp (かごしま朗読会)

 (連絡先:090-1346-3090:かごしま朗読会)

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===編集日記=== 

  皆様に支えられて「日刊・中高MM」第3757号です。

 藤原友和さんの「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」、
 お届けします。

 ・「グラフィック・“ファシリテーション”を機能させるFG(その2)」

 ・全体のプログラムや、参加者のありよう、ファシリテーターの存在、
  時間配分や環境設定など、複数の要素が考えられますので一概にグラ
  フィックの機能として論じることは難しいのかも知れません。が、
  「何を狙って、どの部分を」描くのかを考えることで、「どのように
  描くのか」が決まるのでは無いか。

 FGの可能性というか、やはり機能性についてこれほど理解がいく文章は
 ないのではないか。ものごとの理解には様々な方法があるが、これほどそ
 れを実践したものは少ない。結論ではなくプロセスを示すことで逆にその
 思想がみてとれる。形で言えば、一方通行でもなく、双方向でもなく、あ
 えていえば、三竦(すく)みの形でより課題を浮き彫りにする。

==============================================================================
       皆様のご意見・ご感想お待ちしています。
       sukaji@po.synapse.ne.jp
       梶原末廣【インターネット編集長】
======◆◇=================================================================
中・高校教師用ニュースマガジン 2000年3月26日創刊
  編集・発行 梶原末廣 sukaji@po.synapse.ne.jp 
◎バックナンバー
http://archive.mag2.com/0000027395/index.html 
☆日刊「中高MM」の登録と解除
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●日刊【中高MM】●マガジンID:0000027395
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全文、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆2016年☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆              

【2016年7月】

14 「環境問題について」(174)枝廣淳子(千葉県)
   「東北の春」(3)梶原末廣(鹿児島)
15 「特別支援教育の在り方」(10)吉田博子(東京都)  
16 「静の旅育ち」(18)本田 静(鹿児島) 
       ~イタリア7泊9日記~
17 「新 教育をみつめて」(47)土橋英光(埼玉県) 
   「鈴木敏恵の未来教育インフォメーション」(3)鈴木敏恵
   「生徒へ送る心のメッセージ~教師のための新しい視点~」(66)
                 桑原規歌(愛知県) 
18 「リフレクションの探求と実践」(9)中島 久樹(東京都)
19 「百菜園便り」(65)木原ひろしげ(福岡県)  
20 「月刊 学び工房eiichi」(31)原口栄一(鹿児島) 
   「雑感・相手の立場 」(46) 西澤俊英(滋賀県)
21 「総合学習回顧録ー小学生ママと総合学習」(86)名生修子(兵庫県)
22 「立ち止まってメモしたことを」(11)北原妙子(熊本県)
23 「プロジェクト志向でいこう!」(96)若槻徹(島根県)
24 「教育への道~グローカルアカデミー~」(13)岡本尚也(鹿児島県)   
25 「子どもたちのわくわくアート」(122) 西尾環(熊本県)
26 「子どもの頑張りを認めてくれる先生」(16)城ヶ崎滋雄(千葉県)
「教師のための読書話~今月のお薦めの一冊、二冊、三冊」(13)
                 長瀬拓也(京都府)  
27 「学びが深まるアクティブラーニング(AL)の授業設計」(11)
    水野正朗(愛知県)
28 「学校英語と実用英語」(10)浜田雅暢(鹿児島) 
29 「僕らはみんな生きている」(118)杉山武子(鹿児島)    
30 「想いは南風に乗せて-あなたの心に」(63)堂園晴彦(鹿児島県)
31 「スイスで先生~生物学教師になるまで」(40)ブランド那由多(スイス)
   「森知子の旅と本」(3)森知子(スペイン)

【8月例年通り休刊月です:臨時号は編集発行】


【2016年9月】

01 「僕らはみんな生きている」(118)杉山武子(鹿児島) 
02 「映画の中の先生たち」(19)木原ひろしげ(福岡県)
03 「東北の春」(4)梶原末廣(鹿児島)
   「島に、生きる。」(70)山下賢太(鹿児島)
04 「環境問題について」(175)枝廣淳子(千葉県)
05 「ボーダレス・アート・ラボ 虹から」(14)岡崎あかね(大阪府)
06 「子どもたちのわくわくアート」(123) 西尾環(熊本県)
07 「理想の学び舎作りへ」(22)瀬尾公彦(愛知県)
08 「ヒサシは歩くよ何処までも」(20)大岩根 尚(鹿児島)
09 「沖縄ものしりクイズ100問」(3)蔵満逸司(沖縄県)
10 「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(12)
                 藤原 友和(北海道) 
   「葦の髄から」(12)梶原末廣(鹿児島)
11 「生徒へ送る心のメッセージ~教師のための新しい視点~」(67)
                 桑原規歌(愛知県)


======================================================================

<不定期の作品>

「音楽・平和・学び合い」(27)笹木陽一(北海道) 
「数学教育の散歩道」(18)下郡 啓夫(北海道)
「こんなんもありますVer3 ライオンズクエスト
       (ライフスキル教育)」(6)原田達明(熊本県)
「徒然つばめ本紀行」(5)小村勇一(鹿児島県) 
「薫のデジタルにっし」(78)Slotsve堀内(アメリカ)
「読み聞かせる教室づくり」(30)石川晋(北海道)   
「モスポイントたより」(92)クニコ・ホール(アメリカ)
「ITのお世話の日記」(24)山之上 卓(鹿児島県)
「一歩ずつ」(56)岩堀美雪(福井県)
「日常性の教育学」(36)上條晴夫(宮城県)
「夜間教職大学院にて」(3)壷坂宣也(兵庫県)
「目線を変えて見えた世界」(91)野元尚巳(鹿児島) 
「リアル熟議inSATSUMA」(11)梶原末廣(鹿児島) 
<連載休載中の作品>
「森知子のナワホタ日記」(11)森知子(キルギス)
「書写の森」(6)大平恵理(東京都)
「数学まるかじり」(34) 山崎直和(鹿児島) 
「新聞読み比べ~NIEのヒントに~」(32)谷口泰三(東京都)

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【読者アンケート】本日の作品はいかがでしたか? 
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆2016年☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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# by t-fuji5289 | 2016-07-13 23:54 | ファシグラ理論 | Trackback | Comments(0)

『中高MM』の原稿です。

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪
 『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)☆第3743号☆
                  2016年6月30日:木曜日発行
   編集・発行 梶原末廣       sukaji@po.synapse.ne.jp
  http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html
http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/kyoushi/index.html
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■ 「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(10)藤原 友和(北海道)  
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【連載】

■ 「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(10)


         藤原 友和(北海道) 


◆「グラフィック・“ファシリテーション”を機能させるFG」

1 これって本当に“ファシリテーション”グラフィックなの?

5年前に拙著『教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーション・グラ
フィック」入門』を上梓してから、ありがたいことに各地のセミナー等でグ
ラフィック・レコーディングを目にすることが多くなりました。

ファシリテーション・グラフィック人口もずいぶん増えています。フェイス
ブックやツイッターでは、セミナーで描かれたグラフィックが一時期、よく
投稿されていました。もっとも、著作権の関係で最近では講師の話がダイレ
クトに読めてしまうことに対して配慮して、詳細が見える形では投稿されな
くなってきています。セミナーにおける情報は対価を支払って受け取ってい
ますので、これは当然配慮されるべきことと考えています。

さて、描く人が増えてくると、様々なアイディアが開発されたり、テクニッ
クが披露されたりして互いに学び合う機会も増えてきます。これはとても望
ましいことだと考えている反面、次のような「お悩み」の相談も受けること
が多くなってきています。

「確かに、上手く描けると嬉しいし、見ている人もほめてくれる。けれど、
描いたことが何の役に立っているのかわからなくてもやもやする。」
「“ファシリテーション”というからには、触発したり、何かを促進したり
しなければならないと思う。だけど、ただ描いているだけのような気がする。」

なるほど。

これは、よく目にするようになったものが、「グラフィック・レコーディング」
であり、「グラフィック・ファシリテーション」ではないということに由来し
ます。

そもそも、グラフィック・ファシリテーションは「行為」です。話し合いやか
かわり合いを促進する行為を、グラフィックを通じて行うということですので、
SNSで拡散するといっても、それは結果として描かれた「静止画像」でしか
ありません。

たとえば、板書を見れば授業が分かるとは言いますが、そこで具体的にどのよ
うな教師と子どものやり取りが行われていたのか…まではわかりませんよね? 
これと同じことで、画像だけを見ても、ファシリテーションとして機能してい
る姿をイメージすることはなかなか難しいことなのではないかな、と思います。

そこで、今回からは、私が実際に行ったグラフィック・ファシリテーションの
様子を報告します。それでも文字情報の域は越えないのですが、画像とともに
「考える材料」にしていただければ幸いです。


2「研修担当者連絡協議会」という集まりでグラフィック・ファシリテーション!

 (1) どんな会なのかというと

この会は、その名の通り、研修担当者が集まって、それぞれの学校での仕事を
話し合う会です。平成27年度から、若手・中堅の研修担当者が「校内研修を
どうやって進めたらいいのだろう」という問題意識のもと学び合う会を始めま
した。

北海道の地方都市・函館で産声を上げたこの会は、その後、洞爺湖・千歳市・
旭川市・網走市と北海道各地に広がっています。ありがたいことに関西でも始
めるという声を聞きました。埼玉でも始まるかもしれません。

この会では、基本的には「何でも自由に話し合う」ことにしていますが、初め
ての土地やメンバーで開催するときには、ファシリテーショングラフィックを
位置づけて、「対話が促進される仕組み」をつくっています。


 (2) 旭川会場での開催

平成28年6月26日に北海道旭川市で行われた「研修担当者連絡協議会in旭
川」では、6人の参加者により、次のように進めました。

 10:00~11:00 自己紹介を兼ねたワークショップ「研修の難点ってどこ?」
 11:00~12:30 資料共有・話し合いの時間1「実際、どうやってるの?」
 12:30~13:30 昼食
 13:30~14:30 資料共有・話し合いの時間2「実際、どうやってるの?」
 14:30~15:00 ふり返り

参加者6人のうちの1人は、グラフィッカーとしてお願いした、研修担当では
ない先生です(グラフィッカーとして交流がある友人です。以下、Gさん、と
します)。

さて、この会は「勝手にしゃべって、勝手に触発されて、自分の現場に帰って
いく」ことをコンセプトにしています。ですから、互いの意図するところが開
示され、率直な思い付きを出せるような安心感が保障されていることが大切で
す。そして、そのような場で、思い付きでぽろっとでてきた「フレーズ」が、
その後の自分の仕事の指針になったり、勇気づけてくれるものであったりする
わけです。

先日の旭川の会ですと、「可能性体」「大先生」「キャズムを超える」といっ
たフレーズが生まれました。…なんのことかわからないでしょ? それでOK
なんです。参加者にとっては、「当事者としての自分が、自分の仕事を進める
ための対話と思索を通してぽろっと出てきたフレーズ」です。きっと、現場の
仕事を豊かにするのでしょうから。


(3) ファシリテーション・グラフィックをどのように位置付けたか

この会では、2枚の模造紙を使いました。「自己紹介を兼ねたワークショップ」
で1枚、「資料共有・話し合いの時間」で1枚です。

<1> 「自己紹介を兼ねたワークショップ」でのFG

座席をコの字型に並べます。見やすい位置に模造紙を貼ります。
そして、模造紙には灰色のペンで、「途中が細くなったパイプ」を描きました。
ここで、グラフィッカーを交代します。私は環境設定をしただけで、続きはGさ
んにバトンタッチしました。

「初めて会う人もいますから、自己紹介をしませんか? そのとき、“研修って、
こういうところが難しいんだよなぁ”という話もしてください。」

模造紙の中心にタイトルを書きます。『校内研修、ここが“難点”』としました。
「途中が細くなったパイプ」とは、「ボトルネック」を象徴するイラストです。
つまり、こういう認識に立っています。

*   *   *   *   *   *   *   *   *
  「研修がうまくいかない」のではない。
  本当は上手くいくはずだけど「邪魔している何かがある。」のだ。
*   *   *   *   *   *   *   *   *

このことは、自分以外のものに責任転嫁することを推奨しているのではありま
せん。だって、自分自身がその「邪魔している存在」かもしれませんしね。そ
うではなくて、研修推進という仕事を俯瞰してみること、事象を構造としてと
らえることを通して、自分の置かれている状況「イマココ」を見極めようとし
ているわけです。どういう仕組みで「詰まり」が起きているのかがわかると、
次の一手を考えることができます。


<2> ここまでをまとめる

さて、Gさんは、参加者の自己紹介の中から「難しい状況と考えていること」
や「けっこうやれていること」を拾って描いていきます。全員の自己紹介が
終わったところで、ファシリテーターの私は、Gさんに、次のようにお願い
しました。

「今までのお話の中で、ポイントだと思ったことを3つ選んでください。」

「えぇっ!?」と驚くGさん。事前にそのような打ち合わせはしていませんで
した「無茶振り!!」という表情が浮かんでいます。うーん…と熟考の末、
次の3つを選んでくれました。

  ・「みんなでやろうよ感」
  ・「同僚をプロデュース」
  ・「どうせやるなら」

「自己紹介を兼ねたワークショップ」では、互いの問題意識のすり合わせを
行い、共通の土台をつくることを目指していました。以上の3つは、その土
台になります。この次からのセッションでは、これらの視点から、持ち寄っ
てきた資料を共有して話し合います。資料を共有した時に、基本となる視点
が設定されていると、そこを切り口としてより対話が進みます。また、自己
開示が進む効果もあります。アイスブレイクの機能をもっているとも言える
でしょう。

こうした仕掛けをしなければ、校種の別や、規模の違い、経験年数の違いが
壁になり、互いの仕事を通じて対話することが難しくなってしまっていたで
しょう。

この後、互いにもちよった資料を配布し、さらに交流を深めていきました。
次回、その話をしようと思います。

                       (続く)


 ==================================================◆◇===========================




===編集日記=== 

  皆様に支えられて「日刊・中高MM」第3743号です。

 藤原友和さん「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」、
 お届けします。
 
 ・「グラフィック・“ファシリテーション”を機能させるFG」
 ・・ファシリテーション・グラフィックをどのように位置付けたか
 ・・・「自己紹介を兼ねたワークショップ」でのFG
 ・・・・ここまでをまとめる

 入門から基本に入って、具体的な実践。様々な研修会や会議の場面で
 FGが使えるときっと素晴らしい効果や成果が得られ気がします。
 会議で結論を得るよりもそのプロセスをじっくり吟味できてその時間
 がとても素敵なものになりそうです。消費時間が間違いなく生産創造
 の時間に変わりそうです。これはやらねば、採り入れねばと頻りに思
 うのです。

 さあ、明日から7月、梅雨も豪雨も終わりつつある。梅雨明けの空に
 憧れる日々ですね。例年より梅雨明けが早いとも言われていますが。

==============================================================================
       皆様のご意見・ご感想お待ちしています。
       sukaji@po.synapse.ne.jp
       梶原末廣【インターネット編集長】
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中・高校教師用ニュースマガジン 2000年3月26日創刊
  編集・発行 梶原末廣 sukaji@po.synapse.ne.jp 
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆2016年☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆              

【2016年7月】

01 「東北の春」(3)梶原末廣(鹿児島)
   「僕らはみんな生きている」(116)杉山武子(鹿児島) 
02 「映画の中の先生たち」(18)木原ひろしげ(福岡県)
03 「島に、生きる。」(69)山下賢太(鹿児島)
04 「環境問題について」(174)枝廣淳子(千葉県)
05 「ボーダレス・アート・ラボ 虹から」(13)岡崎あかね(大阪府)
06 「子どもたちのわくわくアート」(121) 西尾環(熊本県)
07 「理想の学び舎作りへ」(21)瀬尾公彦(愛知県)
08 「ヒサシは歩くよ何処までも」(19)大岩根 尚(鹿児島)
09 「沖縄ものしりクイズ100問」(2)蔵満逸司(沖縄県)
10 「ファシリテーション・グラフィックをはじめよう」(11)
                 藤原 友和(北海道) 
11 「生徒へ送る心のメッセージ~教師のための新しい視点~」(66)
             桑原規歌(愛知県)
12 「特別支援教育の在り方」(10)吉田博子(東京都)  
   「静の旅育ち」(18)本田 静(鹿児島) 
       ~イタリア7泊9日記~
13 「新 教育をみつめて」(47)土橋英光(埼玉県) 
   「鈴木敏恵の未来教育インフォメーション」(3)鈴木敏恵
14 「リフレクションの探求と実践」(9)中島 久樹(東京都)
   「島に、生きる。」(70)山下賢太(鹿児島)
15 「僕らはみんな生きている」(117)杉山武子(鹿児島) 
16 「教育への道~グローカルアカデミー~」(13)岡本尚也(鹿児島県)
   「環境問題について」(174)枝廣淳子(千葉県)
17 「百菜園便り」(65)木原ひろしげ(福岡県)  
18 「月刊 学び工房eiichi」(31)原口栄一(鹿児島) 
19 「雑感・相手の立場 」(46) 西澤俊英(滋賀県)
20 「総合学習回顧録ー小学生ママと総合学習」(86)名生修子(兵庫県)
21 「立ち止まってメモしたことを」(11)北原妙子(熊本県)
22 「プロジェクト志向でいこう!」(96)若槻徹(島根県)
23 「ヒサシは歩くよ何処までも」(20)大岩根 尚(鹿児島)
24 「教育への道~グローカルアカデミー~」(14)岡本尚也(鹿児島県)   
25 「子どもたちのわくわくアート」(122) 西尾環(熊本県)
26 「子どもの頑張りを認めてくれる先生」(16)城ヶ崎滋雄(千葉県)
「教師のための読書話~今月のお薦めの一冊、二冊、三冊」(13)
                 長瀬拓也(京都府)  
27 「学びが深まるアクティブラーニング(AL)の授業設計」(11)
    水野正朗(愛知県)
28 「学校英語と実用英語」(10)浜田雅暢(鹿児島)
   「森知子の旅と本」(3)森知子(スペイン)
29 「僕らはみんな生きている」(118)杉山武子(鹿児島)    
30 「想いは南風に乗せて-あなたの心に」(63)堂園晴彦(鹿児島県)
31 「スイスで先生~生物学教師になるまで」(40)ブランド那由多(スイス)


【8月例年通り休刊月です:臨時号は編集発行】

【2016年8月】


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<不定期の作品>

「音楽・平和・学び合い」(27)笹木陽一(北海道) 
「数学教育の散歩道」(18)下郡 啓夫(北海道)
「こんなんもありますVer3 ライオンズクエスト
       (ライフスキル教育)」(6)原田達明(熊本県)
「徒然つばめ本紀行」(5)小村勇一(鹿児島県) 
「薫のデジタルにっし」(78)Slotsve堀内(アメリカ)
「読み聞かせる教室づくり」(30)石川晋(北海道)   
「モスポイントたより」(92)クニコ・ホール(アメリカ)
「ITのお世話の日記」(24)山之上 卓(鹿児島県)
「一歩ずつ」(56)岩堀美雪(福井県)
「日常性の教育学」(36)上條晴夫(宮城県)
「葦の髄から」(11)梶原末廣(鹿児島)
「夜間教職大学院にて」(3)壷坂宣也(兵庫県)
「目線を変えて見えた世界」(91)野元尚巳(鹿児島) 
「リアル熟議inSATSUMA」(11)梶原末廣(鹿児島) 
<連載休載中の作品>
「森知子のナワホタ日記」(11)森知子(キルギス)
「書写の森」(6)大平恵理(東京都)
「数学まるかじり」(34) 山崎直和(鹿児島) 
「新聞読み比べ~NIEのヒントに~」(32)谷口泰三(東京都)

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# by t-fuji5289 | 2016-07-10 13:45 | Trackback | Comments(0)

学級経営に生きる「ネタ×マネジメント」学習会in千歳

学級経営に生きる「ネタ×マネジメント」学習会~“追試”その先へ~in千歳


日 時:平成28年8月6日(土)
会 場:千歳市民文化センター
講 師:中條佳記/大野睦仁/鹿野哲子/三浦将大/藤原友和ほか
グラフィッカー:水戸ちひろ/小林雅哉/中原 茜/山川香緖里/戸来友美
参加費:3000円
主催:学級経営「ネタ×マネジメント」研究会
申し込み:こくちーずから


日程:
 9:20 開場・受付
 9:40 オープニングセレモニー(総合司会:三浦将大)
 9:40~10:00
   オープニング・セッション「いつ、どうやってつけたの?“教師の力量”」
   ファシリテーター:大野睦仁
10:00~11:30
   第1講座「“めっちゃ楽しい”学級経営力の本質~ネタから入り、ネタを越える~」
   講師:中條佳記(小学校)
   グラフィッカー:中原 茜/山川香緖里
11:40~12:20
   座談会「実際、学級経営力って、どうやってつけてきたの?」
   指定討論者:大野睦仁/三浦将大/小林雅哉/水戸ちひろ
司会:藤原友和
   グラフィッカー:中原 茜/戸来友美
12:20~13:20 昼食
13:20~14:20
   第2講座「マネジメントで“ネタ”を包みこもう」講師:藤原友和
   グラフィッカー:小林雅哉/戸来友美
14:20~14:50
   座談会「実際、どういう“時間軸”で学級をみてる?」
   指定討論者:三浦将大/戸来友美/中條佳記/大野睦仁
   司会:小林雅哉
   グラフィッカー:中原 茜/山川香緖里
15:00~15:30
   第3講座「学ぶは真似る〜追試から得たものと“わたしらしさ”の間を問う〜」
   講師:鹿野哲子
   グラフィッカー:山川香緖里/小林雅哉
15:30~16:30
   座談会「教師の力量形成~自己の力量形成と若手の育成の“間”を問う~」
   指定討論者:中條佳記/戸来友美/大野睦仁/藤原友和
   グラフィック・ファシリテーター:小林雅哉
   グラフィック・レコーディング:水戸ちひろ/中原 茜
16:40
   クロージングセレモニー(総合司会:三浦将大)
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# by t-fuji5289 | 2016-05-29 21:08 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

2016予定

【1月】
 4-5日 第2回グラフィッカー・フェスティバルin大阪・京都
 7-8日 第77回教師力Brush-Upウインターセミナー2016in千歳
   12日 函館市小学校国語教育研究会 冬季学習会
   13日 函館市小学校道徳教育研究会 冬季学習会
   15日 函館市生・総研冬季学習会
   24日 函館国際科学祭2016キックオフ・ミーティング

   30日 函館・渡島研修担当者連絡協議会
【2月】
   13日 AL学習会(札幌:堀さん/BRUSH)
   17日 Co-net学習会(特別支援)
   20日 研修担当者連絡協議会+α in千歳

【3月】
   12日 第5回思考ツール学習会@函教大
 20-21日 クラス会議の学習会(札幌:堀さん/赤坂さん)
【4月】
   2日 授業開きの話(札幌:堀さん/金大竜さん)
   3日 中学校の学級開きと授業開き(札幌:堀さん/ことのは他)
【5月】
【6月】
  25日 イベント@千歳市内
  26日 研修主任の会@旭川
【7月】
【8月】
 4-5日 札幌市内
   6日 場所未定/中條さんと、いつもの仲間と
   9日 関西?
 10-11日 九州①?
   12日 九州②?
【9月】
【10月】
  21日 北海道生活科・総合的な学習教育研究会函館大会
【11月】
【12月】
【1月】
 4-5日 第3回グラフィッカーフェスティバルin仙台(予)


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# by t-fuji5289 | 2016-01-25 21:28 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

自信と学び

ものすごくやりたいことも、できれば逃げ出したくなるようなことも、大きな振れ幅の中で経験した2015年。自分にならできることと、自分にはできないことの間で、随分と他人様に助けられた一年でもあった。

前者を進めているときは、軽い興奮状態で、何時間でもPCに向かって仕事ができた。後者の渦中にあるときは夜中に何度も目を覚まし、胃のあたりを押さえながら呻いていた。

思うに「自信」というのは、徹底的に自分にはできないことをつきつけられて、怖い思いをして、傷ついて、鼻っ柱をへしおられて、それでも最後に残っているものを手のひらの中に確かめたときに「ようやくもてる最後の一つ」なのではないかと思う。おそらくそれが「自分にならできること」の正体だ。

あるいは、こうも言えようか。
「自分にはできないこと」に徹底的に叩かれても、
それでもやりたい。
それでも学びたい。
それでも成長したい。
その思いに動かされて、やろうとするとき。「~ようとする」姿が、自信が「あるように見えた」という事後的な評価言なのではないか。「自信」という実体があるわけではない、という仮説。

十分に苦しみもせずに、裁きの場に立とうともせずに「自信がない」というのは傲慢なのだろう。逆に言うと、そういう過程を経ないで手にしたつもりの「自信」など鼻くそのようなものだ。

安心して間違えばいい。堂々と失敗したらいい。命まではとられない。学校が成長の場であろうとするならば、そういう環境をつくればいい。

十年くらい前かな。
「自信がないというのは傲慢だ」と言われたことの意味がようやく僕なりに感得できた気がする。謙虚さというのはへりくだりをいうのではない。裁きの場に立ち、自分を開き、受け入れることだと思う。それをもたらしてくれる他者に敬意をもち、隠さずに評価されるということだと思う。

「学び」という言葉がずいぶん値下がりして流通している。「学びデフレ」「学びの値崩れ」「学びディスカウント」…。いかようにも表現できるが、それが本当に学びであったかどうかは、自己否定の程度で測ることができよう。
「自分にならできること」と「自分にはできないこと」の間に、どれだけの自己否定を含みこんだか。
大丈夫。どれだけ自己否定しても、命まではなくならない。
命の危険を感じるような自己否定は、どこか間違っている。
そして、大抵の場合は周りの人が助けてくれる。
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# by t-fuji5289 | 2016-01-11 20:05 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

学習発表会、終了。

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子どもたち、とても緊張していた。

終わったあとの晴れやかな顔は、財産。

これかも自分たちは頑張っていける。

そういう自信につながる財産になる。
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# by t-fuji5289 | 2015-12-05 17:13 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

絵本×道徳in千歳

 子どもたちも大人も大好きな絵本。いくつになっても心にのこる温かなメッセージや、読み聞かせをしてくれた母や先生の優しい声。ときに人生について深い気づきをもたらしてくれる存在です。
 そんな絵本を使った道徳の授業を、道内の実践家が提案します。それをファシリテーショングラフィックで見える化して語り合います。さらに、絵本セラピストによるワークショップや、ブックトーク、道徳授業に使える絵本のブックリストも提案される、超!お得な1日です。クリスマス前のほっと一息。是非是非ご参加下さい。
*    *    *    *    *
【名称】絵本×道徳in千歳
【期日】12月13日(日)
【会場】千歳市民文化センター(予)
【講師】
 山田貴子(苫小牧市立北星小学校学校司書/絵本セラピスト協会認定絵本セラピスト)
 桜田恵美子(NPO法人さくら文庫代表/絵本専門士委員会認定 絵本専門士)
【参加費】2500円(会場費・資料代)
【定員】30名
【申し込み先】http://kokucheese.com/event/index/348544/
【日程】
9:00 開場・受付
9:15 ガイダンス
9:20~10:20 絵本を使った道徳模擬授業×4
  模擬授業1 戸来友美(千歳市立信濃小学校)
  模擬授業2 小林雅哉(伊達市立伊達小学校)
  模擬授業3 鹿野哲子(長沼町立南長沼小学校)
  模擬授業4 大野睦仁(札幌市立三里塚小学校)
  グラフィッカー:藤原友和(函館市立昭和小学校)/中原 茜(八雲町立東野小学校)
10:20~10:50 FGを使ったシェアリング
10:50~11:00 道徳授業の勘所 提案:藤原
11:00~12:00 道徳絵本セラピー体験
  講師:山田貴子・/グラフィッカー:水戸ちひろ(豊浦町立豊浦小学校)/小林雅哉
13:00~14:00 道徳に使える絵本リスト~ブックトークしながら~
  講師:桜田恵美子
14:00~14:45 もちより絵本の「絵本ギャラリー」
  ファシリテーター:戸来友美
14:45~ 閉会セレモニー
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# by t-fuji5289 | 2015-10-28 23:35 | セミナー案内 | Trackback | Comments(0)

2015~2016年予定(8月~1月)

【8月】
 22日(土)インプロ学習会
 28日(金)八雲の学習会:アクティブ・ラーニングについて

【9月】
 12日(土)~13日(日)編集会議@東京
 26日(土)校内研修担当者連絡協議会in七飯

【10月】
  3日(土)校内研修担当者連絡協議会in洞爺
 17日(土)第74回教師力BRUSH-UPセミナー兼思考ツール学習会in函館
 23日(金)連盟国語大会in旭川

【11月】
 28日(土)網走学習会

【12月】

【1月】
  4~5日 第2回グラフィッカー・フェスティバルin京都・大阪

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# by t-fuji5289 | 2015-08-16 18:48 | 研究の軌跡 | Trackback | Comments(0)

上越のFG会が終わって、帰りの新幹線で考えたこと。

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 上越教育大学でのFG講座が終わった。
 参加者28名という盛況だったことは、ひとえに運営の近藤さんをはじめとするNゼミの方々の力量に負うところが大きい。地元で地道な活動を続け、学びの場としての信頼を蓄積されてきたからこそ、である。

 また、北海道の研究仲間でもある米田真琴さんにも、30分の提案をしてもらった。僕も米田さんも、「正解」をもってこなかった。自分のやってきたことに対して、「このような補助線を引いたら、こういう世界が見えてきたのですが、いかがでしょうか。」ということを、ファシリテーション・グラフィックという方法を通して提案した。答えは、参加して下さった方々の、それぞれの現場にある。だから、安易にパッケージを渡すというつくりは辞めていた。なんの打ち合わせもしてなかったのだが、米田さんの問題提起も、僕の講座構成も「考える材料」と「考える枠組み」と「考える時間」を組み合わせてつくっている。きっと、北海道にたくさんある学びのコミュニティと、コミュニティ相互の交流が、自然とそういう問題意識や、研修会風土を醸成しているのだと思う。


 これに対して、新潟の参加者の方々の「対話慣れ」というか、「自己フィルター透過」というか、「言語化・交流能力」といおうか、こうしたファシリテーション的な学びへの親和性がとても高かったのが印象的だった。概して北国の人は我慢強いという精神的風土をもっているようだが、この日の参加された方々の「モードチェンジ」には驚かされた。聴くべきは聴き、考えるべきは考え、話すべきは話し……と。講座構成自体はゆるゆるだったのにも関わらず、なんだかきびきびと進んでいったように思う。大阪のエネルギーとも、東京のカオス的発想触発空間とも、東北のじっくりじっくり確かめながら進む慎重さとも違う何かがあるのだろう。


 最近は、自分自身の「講座のでき」という視点で振り返られなくなっている。かといって、自分の「したこと」を事細かに記述することもなぜか興味が湧かない。それよりは誰かの感想をシェアしておくことのほうが増えた。これは、講座が、相手(参加者)とのセッションであるという意識が強くなっていることの表れだと理解している。だから、事前にPPTのスライドを作り込むことはしなくなった。7回の「やってみよう会」をする中で、「入門編」「イラスト編」「論理編」「場づくり編」の4つのパッケージができている。また、「見える化」というパッケージも一つある。その他、実践をまとめたものも合わせると50数本のファイルをもっている。その場の必要に合わせて、説明に使っている。そういうわけで、当日の参加者の問題意識に合わせて講座の組み立てを変えている。例えば、昨日は最後の60分を「チューニングのためのワールドカフェ」と題して3つの問いを準備し、進行したのだが、こうしようと決めたのはスケッチブックでワークをしている最中である。もちろん、行き当たりばったりでこうしているわけではない。「入力」「出力」「交流」「思考」というサイクルを、時間に合わせて規模を大きくしたり小さくしたりしながら、問題意識の有り様に沿う進行を試みているのである(この説明のためには、光輝さんに教えていただいた「複雑系」のフラクタルを援用している)。


 懇親会では、運営の話をする。続けると言うことと、エントロピーの増大と、適者生存などなどと、いろんな話をした。要するに「システムは壊れながら別のものになっていく。その最適性を目指すことそのものが運営することの本質なのだ。ただし、これが最適だと決定し、固定した時点でシステムは死に始める」という、僕の根拠のない実感を繰り返し語っていたのだと思う。ただし、それは「やる人」がいて初めて現象する。出来不出来ではない。やるかやらないか。結果としてあるかないか。1と0の差は大きい。途方もなく大きい。そこにはきっと「学ぶということの神様」が、やる人を通して出てきているのだと思う。その人でなくても別の人がやる。誰がやるかによって、神様はいろんな姿を見せる。人を幸せにも不幸せにも結果的にはする。そして世代から世代へと受けつがれていく。人間が知を欲望する存在としてあり続ける限り。誰もやらなくなったら神様は死ぬ。学ぶ場をつくると言うことは、そういうことなのかもしれない。言語論的転回。そういうことを考えると、偶像崇拝に堕すことはないのではないかと思う。偶像には俗世的な力が発生するからやっかいなのではあるが。


 行きと帰りに、考える時間がたくさんあった。

 僕がこの夏に何らかの成果を得て、秋に企画している二つの研究会と、冬のお祭りに生かし、カタチのあるものとしてまとめることができたとしたら、この上越の経験は大きい。


 近藤佳織さんとNゼミの皆さん、そして赤坂さんとたくさんお話できた。同時進行でグラフィッカー・グループでもいろいろ議論できた(ちゃかしているだけの人もいたけど)。多層的に考え、言葉にし、語り合う。この環境をつくれた。そしてそこから受けている恩恵もまた、大きい。


新幹線はあと1時間で東京に着くようだ。
(2015/07/27)


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# by t-fuji5289 | 2015-07-27 22:53 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)

2015年、夏休み始まる。

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夏休みです。
一回り大きくなって、2学期にまた会いましょう。
だいぼうけん!!

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# by t-fuji5289 | 2015-07-25 13:15 | 日々の雑感 | Trackback | Comments(0)