ファシグラ仲間がつぶやいていた。
「絵は苦手。」
「センスがないと無理。」
……全然、そんなことはない。
丸と曲線が描ければ誰だって描ける。
ただ、丸と曲線を「ある、一定のルールに従って配列」しているのが「記号論的漫画表現」であるため、そのルールを知らないと難しく感じてしまうのは理解できる。
漫画は「記号」である。
「こういう約束で描かれたものは、こういうふうに解釈する」って決められている。
だから、それらを習得さえしてしまえば、あとはどの場面にどの記号を用いるか,と言うそれだけの話だ。実は単純。
これらの話は小学校の国語教科書にも出ている。
説明的文章教材「まんがの方法」(石田佐恵子)である。5年生の教材だ。
一読をお勧めする。
基本的なルールを知ったら、あとはイラストレーターの手引き書なんかを読んで、自分の表現できる幅を広げてやればいい。
その際、イラスト全部を真似するのではなく(もちろん、お気に入りのイラストレーターがいるなら徹底的に真似するのもあり)、目や眉毛、口の形などの要素ごとにトレースしてみるといい。
そして、それらを学級通信や板書、プリントなどに描いて子どもからフィードバックをもらうといい。受け手の顔が見えると結構上達は早い。
そんなわけで、僕なりのいくつかの「パターン」が以下。
単純でしょ?