函館市のHPに上記の調査結果が公開されました。
友人がFBに投稿していたのを見て知ったこの情報。
なかなか厳しい現実が浮き彫りになっています。
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017080700179/「経済格差は学力格差」に繋がっていて、階層移動装置であると想定されているはずの学校が、格差の固定化・再生産装置として機能してしまっているのではないかという教育社会学者の指摘があります。学歴と年収には正の相関がある。ならば、学力をつけられたら、将来の年収も大きくなるだろうという観測です。しかし、学力をつけるためには勉強が分からなければならない。年収の多い家庭では教育に多くの支出を割くことができる。年収の多い家庭の子は余計に教育に支出してもらうことができ、学力をつける可能性が高く、将来的にも多くの収入を得られる。逆に、年収が少ない家庭では…と、そういう議論です。
では、ここ函館においてはどうなっているのだろうか、という資料です。
子どもの貧困対策の基礎データとして扱われるものですが、函館で教育に携わる方は目を通して億必要があるのでは…と思いました。予想以上に厳しい現実が浮き彫りになっています。
「親の収入」と「学校の勉強がわかるか」と「塾や習い事に通っているか」という項目を関連づけながら見て下さい。
これが全てではないのかも知れませんが、ここに出てきていない「社会関係資本」をどこまで蓄積できるか、が分かれ目になるのではないかと思います。
助け合うクラス、学び合うクラスをつくりたいな、と思います。かなり強めに。